最初は好きだったり興味を持って入った部活も、続けるうちに楽しくなくなって、苦痛だったりツラいと思うことがあります。
本当は好きで入ったものですから、できればもう一度楽しいと思って続けられた方がいいですよね。
でも、どうしてもそれが難しいときは、退部という手段を取るしかありません。
今回は、そんな部活が苦痛、ツラいと感じるときの対処法とそう感じてしまう理由についてマナビバが解説します。
部活が苦痛、ツラいと感じるときの対処法
部活が苦痛、ツラいと感じるときは、少し休むか気持ちを内に溜め込まず吐き出すことが重要です。
どんな理由で部活に対して嫌な印象を持つようになったにせよ、ただそのまま放置するだけでは改善はしません。
引退までずっと嫌な気持ちを抱え込むことになります。
でも、そこまでして続けるのはしんどいですよね。
ですから、ここではどういう対処法があるかを見ていきます。
自分で練習を工夫する
部活のモチベーションが上がらず苦痛の場合は、練習を工夫するのがオススメです。
顧問やコーチに言われてやっているだけの練習は、何をすればいいのかがわからないのでつまらないですし、そんな練習ばかりだと苦痛ですよね。
そこで、自分で「この練習はこのテクニックの練習」というように、練習の目的を決めてしまいましょう。
目的のある練習をして、ここが上達したというような結果が出ると、次も頑張ろうという気になってきます。
部活を定期的に休む
体力的に部活がキツくてしんどい場合は、部活を定期的に休むようにしてみましょう。
毎回理由をつけて休むとサボりだと思われるので、塾があるとでも言うか、顧問の先生に正直に体力気力が限界だから休みが欲しいと言いましょう。
疲れた時に休むのではなく、定期的な休みの方が体は楽になりますし、自分勝手な理由でサボるやつだと思われません。
今の気持ちを紙に書き出す
部活が苦痛だ、ツラいと思うのなら、その原因や思いついたことなどを紙に書き出しましょう。
特に、人間関係で悩みがあって部活に行くのが苦痛の場合、心のうちを整理して悩みを解消できない方が苦しみが長く続くことになります。
部活のあと体のケアをしっかりする
部活、特に運動部は身体的にとても疲れますし、それが毎日となるとどんどん疲労が溜まっていきます。
ケアをしないと疲労は溜まる一方で、次第に限界を迎えてしまいます。
だからこそ、毎日しっかりケアをすることで疲労を溜めず、部活が苦痛だとかツラいと思うのを未然に防ぐことができるようになります。
人に相談する
部活が苦痛だ、ツラいと思いストレスになってるときは、視野が狭くなりがちで、自分だけでは解決法が見つからないということがあります
しかし、人に相談することで解決法が見つかるかもしれませんし、たとえ見つからなくても気持ちが楽になり苦痛が和らぎます。
部活を辞める
いろいろ手を打っても部活に対する苦痛やツラさが解消されないときは、部活を辞めるのも必要なことです。
たしかに、部活を最後までやった方が内申が良くなり受験に有利などの利点はありますが、苦痛なのに無理してまで続ける必要はありません。
部活以外でもいくらでもカバーできるので、限界を感じたときは部活を辞めて、気を楽にしましょう。
部活が苦痛、ツラいと感じる理由
そもそも、なぜ好きなことだから始めたはずの部活で苦痛やツラさを感じるようになるのでしょうか。
その理由について見ていきましょう。
人間関係でトラブルがある
部活内の人間関係のトラブルは、部活が苦痛になったりツラくなる理由の代表例です。
部活は、学校の中でも特に関係性が深い集団で、顧問・先輩・後輩などいろいろな関係の相手がいます。
顧問の先生が他の生徒を優遇していたり、生徒同士でもいじめや無視など色々とトラブルが起きます。
また、部活外の人間関係も、ストレスがあると部活に集中できなくなり、苦痛やツラいと感じるようになります。
日々の練習がキツすぎる
部活を苦痛やツラいと感じる理由としてわかりやすく、その上数も多いのが練習がキツすぎることです。
練習メニューで走り込みやダッシュをさせられまくったり、キツい筋トレがあるとツラいと思う人は多いはずです。
特に、まったり部活をしたいというタイプは、合わないと思ってしまうことでしょう。
部活以外に好きなことができた
部活以外に好きなことができると、部活に時間を取られて好きなことができなくなるので、部活が苦痛に思うようになります。
もちろん、視野が広がって部活以外にも好きなことが見つかるというのは、悪いことではありません。
部活はずっと続けていれば、受験で少しだけ良い評価を受けられることもありますが、もし本当に新しい好きなことに全力を注ぎたいのなら部活はやめても構いません。
しかし、その新しい好きなことは部活を辞めてずっと継続できると言えるものなのか、いっときのブームだけではないのかをよく考える必要があります。
まずは、部活と新しい好きなことを両立しましょう。
その上で、両立してできれば十分なのか、部活を辞めてでも集中したいのか、やっぱり部活の方が好きなのかを見極めるようにしましょう。
レギュラーを取れない
レギュラーを取れず、試合に出れない場合も部活のモチベーションが下がり、次第に部活そのものが苦痛になることがあります。
小学生のクラブ活動は、みんなで楽しく活動しようというものですが、中学生や高校生の部活は大会があり、どうしてもそこで勝つためというのが目的化しやすいです。
そうなると、レギュラーを取れず試合に出れないと、活躍の機会がなく、ただ他の人が頑張っている姿を見ているだけになることも珍しくありません。
そして、試合に出れもしないのに自分は何をしているんだろうと思い、段々部活がツラく苦痛なものになるのです。
ケガなどで一度部活を離れたうちに差をつけられた
ケガや病気をすると、部活を休まないといけなくなります。
部活を休むと肉体的にも衰えますし、技術も感覚も鈍るので休めば休むほど周囲と差がつけられます。
復帰に時間がかかるほど焦りもしますし、、そのうち今更部活に戻ってもとモチベーションが低下してしまいます。
そんな状態で部活に復帰すると、周囲に差をつけられ、モチベーションも低いので部活に行くのが苦痛になるのです。
成長を感じられない
初心者のうちは練習すればするほど技術が上達して、上達することそのものがモチベーションとなって練習を頑張ることができます。
しかし、何ヶ月かすると、技術の伸びも緩やかになり、成長を実感しづらくなります。
このまま何となく練習をしても、技術は伸び悩みます。
そして、伸び悩むうちに部活がつまらない、苦痛だと思うようになるのです。
競争相手がいない
部内で自分だけが飛び抜けて上手い場合、競争相手がいないので部活が退屈なものになります。
そして、退屈な部活は次第に面倒臭いだけでなく、行くのがしんどい、苦痛なものになっていくのです。
こういうときは、環境を変えて部活以外のクラブチームやサークルなどに飛び込んでみるのもオススメです。
周りのモチベーションが高すぎる
自分はまったりと体を動かしたりしながら楽しめればいいという考えなのに、周りは大会で結果を出すためならいくらでもキツい練習でも歓迎するくらいにモチベーションに差があると、当然部活に行くのは苦痛になります。
しかし、みんな頑張っている中、自分だけ本気でやらないというのは自分が悪者になってしまうので、気分の良いものではないので、最初はなんとか練習についていこうとします。
しかし、モチベーションが違うので、キツい練習に耐えきれなくなり、部活がひどく苦痛になっていきます。
まとめ
部活が苦痛、ツラいと感じるときの対処法とそう感じてしまう理由について見てきましたが、いかがだったでしょうか。
部活は最初は好きで始めたものだとしても、ここで紹介したような様々な理由で苦痛に思うようになってしまうこともあります。
そして、部活が苦痛だと感じたのなら無理はしないで適切な対処をしましょう。
そうしないと、部活だけでなく学校生活そのものが嫌になることもあります。
この記事を参考に部活が苦痛・ツラいと思っている人が適切な対処法が取れるようになり、部活と上手に付き合うことができるようになってください!