勉強と部活は学校生活を構成する二大要素であり、この二つが学校生活のほとんどを占めるといっても過言ではありません。
勉強は学校の成績に関わりますし、進学において最も重要な要素です。
しかし、部活も体育会系にせよ文化系にせよ、興味のあることに取り組むこと、努力することなどは非常に大切なことですし、スポーツで推薦がもらえることもあります。
そうなると、この勉強と部活のどっちが大事なのかが気になりますよね。
そこで、今回は勉強と部活のどっちが大事なのかとその理由、それでもどっちも頑張りたい人向けに両立をする方法についてマナビバが解説します。
勉強と部活では勉強の方が大事! その理由とは?
勉強と部活では、ほとんどの人にとっては勉強の方が大事です。
たしかに、部活で推薦をもらって高校に行く、大学に行くという人はいます。
しかし、一部のプロになれるような全国トップレベルの人以外は、部活でやってきたことを仕事にして生きていくのは困難です。
そうなると、どこかで方向転換をしなければならないわけですが、勉強をしていないと方向転換したときの選択肢が本当に限られたものになってしまいますよね。
ですから、ほとんどの人にとっては部活より勉強の方が大切なのです。
では、勉強の方が部活よりも大事な理由について、詳しく見ていきましょう。
大人になった時の仕事に直結するのは勉強だから
中には自分で起業したりフリーランスで働く人もいますが、多くの人は学校を卒業してどこかの企業に就職して仕事をします。
そして、その就職に大きく影響するのが勉強です。
大卒での就職であれば、どれだけ勉強という努力をしたかを見るために大学名が確認されますし、大学でどんなことを勉強してきたかによって就職できるかが決まる会社もあります。
高卒の就職にしても、学校の成績によってどの企業に応募できるかが決まってくるので勉強は大事です。
部活よりも努力の要因が大きいから
体の大きさや筋肉のつきやすさ、センスなど部活は努力ではどうにもならない要因によって差がついてしまうことが多いです。
勉強も、人によって向き不向きはありますが、大多数の人は勉強したかしていないかの、努力したかどうかで差がついていることが多いです。
ですから、才能の占める割合が勉強よりも大きい部活で頑張るよりも、勉強を頑張った方が良い結果に結びつきやすいです。
勉強の方が選択肢が幅広いから
勉強を頑張れば、たとえ東大にいけないとしても、他に山ほどの選択肢がありますし、東大以外に行ったからといってお先真っ暗だなんてことにはなりません。いくらでも選べる道はあります。
しかし、部活で高校の推薦を貰ったからといって、高校で活躍しなければプロ行きや大学の推薦がもらえることはないですし、大学でも活躍をしないと部活でやっていたことで飯を食っていくことなんてできません。
しかも、中学から高校、高校から大学とステージが上がるごとに部活で推薦をもらえる人数というのは減っていくので、どんどん競争は激しくなります。
その競走を勝ち残れなかった時、部活しかしていないと潰しが効かないですが、勉強は受験競争に勝てなくてもワンランク下の学校に志望を下げればいいだけなので、勉強をしておいて損をすることはありません。
部活で生きていくのは難しいから
多くの競技ではプロになったとしても生計を立てるのは難しく、引退後のセカンドキャリアの問題もあります。
そのくらい部活でやるような競技で生きていくというのは、そこに到達するまでの道のりも、そこに到達してからの道のりも険しいものなのです。
ですから、部活を頑張って推薦をもらって進学するというのは結構ですが、勉強もしていかないといけないんだということを念頭に置く必要があります。
勉強と部活を両立する方法
勉強の方が部活よりも大事なのはわかりましたが、せっかくの学校生活、部活も精一杯頑張りたいですよね。
最終的には部活でやってきたこととは関係ない方向に進むとしても、部活を頑張ってきたからこそ、推薦で勉強をするよりもいい大学に進学できることもありますし、どうせなら勉強も部活もどっちも頑張るというのが理想です。
ですから、次は勉強と部活を両立する方法を見ていきます。
朝の時間を有効利用する
朝30分早く起きたら、朝活で30分勉強時間を取れますよね。他にも、30分早く登校して学校で勉強するというのもありです。
学校が終わった後は、部活があって思うように勉強時間を取れないなら、このように部活の前に勉強をしておくというのは重要なことです。
部活と勉強を両立しようとすると、趣味の時間が寝る前の時間だけになってしまい、没頭している間に夜更かしをしてしまって起きるのが遅くなる人も多いでしょう。
そうしないためにも、初めから起きる時間を30分早くしておくと、その分寝る時間を早くしないとと思うようになるのでオススメです。
スキマ時間で勉強する
スキマ時間とは5分10分単位の短い時間や、あることをしながら他のことをしている、いわゆるながら時間のことを指します。
部活で時間をガッツリ持っていかれちゃうからこそ、こういったスキマ時間を使って勉強することが非常に重要です。
スキマ時間はきちんと机の前で落ち着いて勉強できる訳ではないので、できることは限られますが、だからこそ英単語の暗記など机の前でなくてもできる勉強はスキマ時間で終わらせてしまうつもりでやりましょう。
部活後にもしっかり勉強する
部活が終わって家に帰ると、もう疲れきっていてゆっくり休みたいと思いますよね。
しかし、疲れていても毎日しっかり勉強することが大事です。
ここで無理矢理にでも勉強することで、勉強する体力がつきますし、勉強が習慣化します。
朝やスキマ時間に頑張って勉強しても、部活後のまとまった時間に机に向かって勉強しないとできないことはたくさんあるので、とにかく毎日机に向かって勉強する習慣をつけるようにしましょう。
部活が休みの時に勉強時間を確保する
また、部活の定休日や土日の部活がない時間は、普段の部活後の時間よりもまとまった時間がとりやすいので、ここでまとまった勉強時間を確保しましょう。
特に、数学などの机に向き合って問題を解く必要があるものは、ここで一気にやることをオススメします。
まとめ
勉強と部活では勉強の方が大事な理由と、勉強と部活の両立方法を見てきましたがいかがだったでしょうか。
勉強がどうしても苦手だけど、スポーツは大得意で全国トップクラスという人が、部活に影響が出るくらい勉強を頑張る必要はたしかにありませんし、勉強が得意だからといってそれだけをやっていればいいというものでもありません。
勉強と部活を両立して、どっちも満足できるような最高の学校生活を送りましょう!