夏休みには宿題がつきものです。中でも絵を描く宿題は、手間がかかりますし、絵を描くのが苦手な子にとっては、なかなか取り組みにくい課題です。やる気が起きず、夏休みギリギリまで終わっていないということもあるでしょう。
今回は、絵が苦手な人でも簡単に書けるような、絵の描き方について解説していきます。また、学年別の見本も紹介しますので、イメージを膨らませる際の参考にしてみてくださいね。
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絵が苦手な人でも描ける!夏休みの宿題の絵を簡単に描く方法5選
それでは、さっそく、絵の描き方について解説していきましょう。次の5つのステップに取り組むことで、簡単に絵の宿題を終わらせることができます。
- 描きやすい題材を選ぶ。
- 下書きをする。
- 下書きの線を油性ペンでなぞる。
- 明るい色から塗る。
- 数回に分けて取り組む。
それぞれの工程について、詳しく説明していきます!
①描きやすい題材を選ぼう!
まず、絵が苦手な人はそもそも何を書けばいいのか困ることが多いでしょう。では、どのようなことから題材を決めたらよいのでしょうか?
夏休みの宿題の絵を描く場合は、「夏休みに一番楽しかったこと」を題材にするのがよいでしょう。
なぜなら、思い出が頭の中に残っているので、細かいところまで覚えているからです。絵を描くときには、周りの風景やものの形など、表したい対象以外のことを詳しく描く必要があります。そのため、特に印象に残ったことを選ぶ方が描きやすいです。
題材を決める際には、以下のことを実践したり、用意したりすると考えやすいです。
- 一行日記や生活表を見て選ぶ。
- 「何が楽しかった?」と聞いてみる。
- 夏休みに撮った写真を見る。
特に、写真を用意することで、色や構図が考えやすくなります。絵を描くのが苦手な人は写真を見ながら絵を描くのも良いですね。
また、このことを絵に描きたい、と最初から決まっている場合は、絵に描くことを頭に入れて、描きたい構図の写真を撮るとよいでしょう。
②下書きをしよう!
絵を描くときには必ず下書きを描くようにしましょう。
下書きの線は薄く描くようにしましょう。濃く描くと上手な絵になりません。その理由は以下の通りです。
- 消しやすくするため。(下書きは描き直したり、変更したりすることが多い。)
- 消したときに跡が残らないようにするため。
- 色を塗った時、薄い色でも線が見えないようにするため。
下書きを書いているうちに「もっと大きくした方がいいかもしれない。」「もっと下に描いた方がいいかもしれない。」と色々なことが思いつきます。
下書きの線を濃く書いてしまうと、消しゴムで消しても線が残ってしまいます。すると、あとから、どれが本当の線か分からなくなってしまいますし、色を塗った後でも下書きの線が目立ってしまいます。
また、どれが本当の線なのかを分かりやすくするために、下書きの線は一本の線で描くようにしましょう。
③下書きの線を油性ペンでなぞろう!
下書きが終わったら、線を油性ペンでなぞりましょう。
下書きをなぞることで、描いたものの輪郭をはっきりさせることができます。
また、油性ペンでなぞることで、ものの境目を太い線ではっきりさせることができます。すると、塗りたい部分から色がはみ出てしまうということを防ぐことができます。
もしも、線が薄いと、隣の部分の色と混ざってしまう危険性があります。
④明るい色から塗ろう!
上手な絵を描くには、色を塗る順番も大切です。
色を塗る時には、明るい色から塗るようにします。明るい色は、白や水色、黄色などです。色を混ぜる時に白を使った時なども、明るい色に含まれます。
先に黒や青などの暗い色を塗ってしまうと、上から塗りつぶして修正することができなくなってしまうからです。
黒や青などの暗い色を塗りつぶそうとすると、色が混ざって、汚い色になってしまいます。また、水彩画などでは先に塗った黒や青が透けて見えてしまうといったことが起こります。
反対に、明るい色は、簡単に上から塗りつぶして他の色に変えることができます。色をはみ出して塗ってしまった際や、後から色を変えたい場合に、簡単に修正することが可能です。
⑤一日で終わらせず、何日かに分けて取り組もう!
絵を描く作業は、下書き、下書きをなぞる、色を塗る等作業が多いです。
また、絵を描く宿題では、B4やA3のサイズの画用紙など、大きな紙で出される場合が多いです。サイズの大きな紙は色を塗る作業にとても時間がかかります。
集中力は長くは続かないため、作業が多いと途中から飽きてしまったり、早く終わらせようとして、雑になってしまいます。丁寧に下書きを描いても、色を塗るのが雑になってしまっては、せっかくの苦労も水の泡です。
そのため、絵を描く宿題は何日かに分けて取り組むことをおススメします。ちょうど、上記の①~④の工程ごとに分けるのがよいでしょう。
特に色を塗る作業は時間がかかります。絵の具を使う場合は、さらに乾かす時間も必要です。「今日は明るい色だけ。」「今日は人を塗る。」など色やものごとに作業を分けて取り組むことで、一つ一つを丁寧に塗ることができますね。
イメージを膨らませよう!小学生の絵の見本を学年別に紹介!
構図や色など、絵をどのように描いたらいいのか、0から考えるのは大変です。絵のイメージを膨らませるには、上手な絵を参考にすることが良いです。
次に紹介するのは、「日本文教出版 みんなの図工ギャラリー」に掲載されている、小学生の作品です。どこに何を描けばいいか、構図に困った場合は参考にしてみましょう。
小学1・2年生
3・4年生
5・6年生
まとめ
絵を描くには、時間がかかります。描くのが苦手な人は、取り組むのを先延ばしにして、気づいたら夏休み最終日、ということもあるでしょう。しかし、それでは間に合いません。
夏休みの宿題が出される頃には、夏休みの予定が決まっている人も多いです。予定に合わせて、何についての絵を描くのかを最初に考えておくことで、いざ描こうと思った時に、「何を描こう」「どのように描こう」と手が止まる心配がなくなります。
今回紹介した、絵を描く工程は、学校での図工の授業でも使えるテクニックです。今回、夏休みの宿題を描くときに使った技は、忘れないようにしましょう。
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