中学生で勉強したくない気持ちを持つことは誰にでもあります。そのような経験をしてきた人は多いと思います。
しかし、そのままの気持ちのまま今まで過ごしてきていないでしょうか?このままだと、学校のテストや受験に失敗してしまう、といったことが待っているかもしれません。
これを読めば、自分が勉強したくないと思っている理由や、自分から勉強したくなるような方法が分かります。
今回は、今からでも始められる自分から進んで勉強したくなる方法7選をマナビバが解説していきます。
勉強をしたくないと思う理由
勉強をしたくないと思うときは勉強自体か、勉強以外に様々な感情をもっています。
まず、勉強がしたくないと思う理由から見てみましょう。
そもそも勉強がつまらない(興味がない)
学校で必修で習っている科目の代表は国数英理社の5科目ですが、多くの皆さんにとって、これらの勉強しなければいけないそもそもの理由が理解しがたいのではないでしょうか。
勉強をするより、部活で体を動かしたり、スマホを見たり、漫画を読んでいたりする方がよっぽど楽しいものです。
これは、「なぜこの学習をするのか」「何に役立つのか」といった目標や目的がないまま、勉強という名の作業をさせられているからといえます。
分からない、難しすぎる
中学生の勉強から分量と難易度が変わり、授業についていけなくなってしまいモチベーションが下がってしまいます。
誰でも出来ないこと、分からないことを永遠とやり続けるのは、苦痛なはずです。
日々の授業を受けながら「わからない」と感じ続けることは、自己肯定感が下がっていき、「成功のイメージ」を思い描けなくなり、勉強したいという意欲が落ちていってしまいます。
勉強しなきゃいけない理由が分からない
勉強しなきゃいけない理由が分からないことも、勉強したくない代表的な理由の一つと言えます。
そもそも学校では、勉強は教えてくれても、「勉強しなければならない理由」はあまり教えてくれないことが多いです。
それが分からないと、やる気が出ないのは当然とも言えます。
また、「将来役に立つ」という話を聞いてきたかもしれません。実際、そのまま役に立つことは少ないかもしれません。しかし、高校生になって、自分のやりたいことが見つかった時、大学に入るためや、専門的な勉強をしたいと思ったときにできないととても苦労してしまいます。
「将来役に立つ」という言葉にはこのような意味が含まれています。
やらなきゃいけない範囲が多すぎる
中学校に入ってから科目全ての分量が増え、テスト範囲もとても多くなりました。
大人でも、終わりの見えることに対してはやり切る意欲が起きる一方、「絶対終わらない」と思ってしまう膨大な物事に対しては、やる気が起きにくいです。
これも、勉強がしたくない理由の一つです。
疲れている
疲れによる原因は、部活で忙しい人は特に勉強がしたくない原因の大きな理由になっている人も多いでしょう。部活や学校生活を全力でやりすぎるあまり、家に帰って来る頃にはヘトヘトになっていて、勉強のやる気が起きなくなってしまいます。
これは人間の体の構造の問題ですが、疲れている時というのは、精神的に負担になるような物事に対する不快感がいつもより感じます。
また、他の人の目が気になることが多く、学校生活でストレスを感じやすく、学校生活というだけで体力を大きく消耗してしまうことも多いです。
こういった疲労やストレスは、勉強に対してのモチベーションも下げてしまいます。
周りの環境が良くない
周りの環境が勉強に対するやる気を下げてしまっているのもあります。
よくあることは、「スマホを触ってしまう」、「気になる本を読みたくなる」、「周りがうるさい」、「自分の友達は勉強しない、していない」などがあるでしょう。
スマホを触りたくなったり、本を読みたくなることは、勉強したくない理由の大部分を占めていると思います。
また、家の環境でテレビがうるさいことなどは、勉強のやる気を削ぐ原因の一つに上がります。
後、周りの友達が勉強についてあまり関心がない中、自分だけが本気で真面目に勉強するのは気持ちの面で大変です。これも、勉強がしたくない原因の一つでしょう。
自分から進んで勉強したくなる方法7選
では、自分から勉強をしたくなる方法を7つ紹介していきます。この中で自分にあう方法を見つけてみましょう。
場所を変えて勉強する
勉強したくない理由が環境にあると思う人は、まずは環境を変えてみることから初めてもいいかもしれません。
部屋で勉強する人は、散らかっている場合に部屋を片付けてみる。塾に行っていない人は塾に通わせて貰えるよう親に頼んだりしてみるのも良いかもしれません。
また、勉強をする場所に関しても、図書館やカフェなど、静かな環境か周りの人も何か作業に取り組んでいる環境に身を置いてみるのも良いでしょう。
目標は細かく区切る
目標を細かく区切って、小さな成功体験を積み重ねることは自分から勉強したくなる方法の一つです。
難易度に関係なく、自分で「ここまでやる」「このページの単語を覚える」と決めた目標を達成すると、脳が活性化され、やる気がでたり幸福感や達成感を覚えたりします。
目標を細かく設定することで何百回も達成感を得られるので、受験までの長い期間のやる気の維持に効果絶大です。
教科書や参考書の何ページから何ページまでやる、次のテストで何点取るなど、受験までの長い道のりを細かなステップに分けてゴールを短く設定してあげることでやる気を持続させていきましょう。
このように目標を達成したことで自信がつくことが多いです。「期末試験でいい点が取れた」「第一志望の学校に合格できた」という経験は、その人の自信にとても繋がります。このような経験は自分が大人になってからも重要です。
「自分は努力すれば目標を達成する力がある」という自信が、これからの様々な困難を乗り越える力になります。
勉強する科目はローテーションする
好きな科目と嫌いな科目をローテーションで学習していく方法があります。
やはり、自分の得意科目と苦手や嫌いな科目とでは、どうしても勉強時間に差がつきがちです。
苦手科目があるままだと受験でも不利になります。
好きな科目と嫌いな科目をローテーションしていくことで、得意科目の勉強に疲れたら苦手科目で脳を刺激し、疲れてきたら再度得意科目に戻るこのやり方は脳科学的にとても効率が良いです。
また、勉強に対するモチベーションを持続させる意味でもローテーションすることは良いです。
目標を周りに宣言する
目標を周りの友達や家族に宣言してしまうのもやる気の持続には効果的です。
心理学の用語で「パブリックコミットメント」と言いますが、目標を周囲に宣言することで行動に責任が生まれ、やる気や努力する気持ちが強まります。
この場合、最終目標だけでなく、その取り組みや進捗状況なども合わせて報告することでより高い効果が生まれます。
音楽を聴く
気分を高めて勉強に取り組めるように、音楽を聴くのも1つの方法です。
好きな音楽やミュージシャンの曲を聴くことでドーパミンの分泌が促され、前向きな気持ちで勉強に取り組むことができます。ただし、歌詞のある音楽は言葉が耳に入り音楽の方に集中してしまうのも多いので注意が必要です。
勉強を始める前は好きな音楽でモチベーションを上げ、勉強中のBGMは気を取られない音楽を選ぶようにしましょう。
勉強の記録を残しておく
その日勉強した時間や進めた問題集のページ数など、1日の勉強の成果をノートなどに書いて、目に見える形で記録していきましょう。さらに、科目ごとに表にまとめたり、色分けすることで、立てたスケジュールをどれくらいクリアできたのかが明確になりやすいです。よって、次の計画目標をつくる際にも役立ちます。
また、自分が頑張った証にもなるので、やる気や自信がなくなった時に、見直して取り戻すきっかけにもなります。
ご褒美を用意する
テスト勉強や、受験勉強を頑張った後のご褒美を用意しておくと、勉強にやる気が出ます。
ご褒美として、自分の好きなものや、やりたいことなら何でも大丈夫です。「宿題が終わったらアイスを食べる」「定期テストの英語が80点以上だったら、遊びに行く」など、大きなご褒美から小さなものまで何でも考えていき、自分が嬉しくなるようなご褒美を設定してみましょう。
まとめ
今回は、自分から進んで勉強したくなる方法7選を紹介してきました。
勉強ができる人は、自分からどんどん勉強している人が多いです。紹介してきた方法を使っている人も多いです。
中には自分一人ではできないものもありますが、多くの人を巻き込むとその分責任も生まれ、自分から勉強したくなる気持ちも強くなります。
今回の方法を参考に少しでも自分の気持ちが動き、自ら進んで勉強していく人が増えることを願っています。