現代社会には計算ツールが身近にあり電卓すらも使わない、なんてこともあるのではな いでしょうか?
電卓の前はそろばんが主流でしたが、暗算は 1935 年に日本で教育の一環として導入され ていましたが批判が多くそろばんに戻っている歴史もあります。
ですが暗算を正確に素早くできていれば日常生活に役立つだけでなく、勉強や仕事でも 助かる面は多いのではないでしょうか?
そこで今回は暗算のコツと計算方法について詳しくお伝えします。
暗算のコツ!
暗算にはフラッシュ暗算というものがあります。これは電光表示板に表示される数字を そろばん式暗算で計算して回答するものでして、競技にもなっています。頭の中でそろばん を描いてそろばんをはじくことで暗算の解を導き出します。
暗算をするのに一番適した方法はそろばんを覚えることですが、そろばんをあまり勉強 してこなかった方がまた一から覚えなおすのは大変と思います。
計算力を強くする方法、それはコツを一つ一つ覚えていくことです。たくさんあるコツの 中からおすすめをピックアップしますので、ご自分にあった暗算方法を見つけて頂けたら 幸いです。
まずは掛け算があるとします。この掛け算を筆算して解こうとする方はその時点で暗算 が得意ではない方です。
暗算が得意な方は、例えば 101×31 を 100×31+1×31 と捉えて左側を計算してから右側 を計算し左側と右側の足し算をして解を導き出します。
暗算には明確なルールがあるわけではないので、およその途中経過同士を足したり引い たりして瞬時に解を導き出す癖がつけば大丈夫と思います。
例えば 1234-789=1200-800 と 34+11 で 400+45=445 と導き出すのが暗算の上手な方で す。
また、2 桁レベルの足し算・引き算・掛け算・割り算は瞬時に回答できるよう最低限の訓 練をすることも良い方法です。
特に日常生活では 5 桁×5 桁の計算などはそこまで多い場面では無いかと思います。 聴暗算という方法で、あえて数字を見ることなく聞くだけの環境に身を置いてひたすら暗算をトライする方法があります。 四捨五入を駆使するのも暗算のコツの一つです。
四捨五入して先に簡単な足し算をして後から四捨五入したときに省いておいたプラスもしくはマイナスの計算を行う、というも のです。
このように様々な方法がありますが、総じて言えることは暗算のできる方は柔軟な思考 を持たれている方、ということです。
この公式だからここにこの数字をあてはめなければならない・・というような考え方では 暗算はできません。ある程度センスも必要ですが、どのような状況でも柔軟に対応できる方 であればあるほど暗算は得意なのではないでしょうか?暗算を得意にさせる一つの方法としてはひたすら計算式を勉強することもあります。
その勉強法に特化しているのが公文式です。
公文式で計算力を鍛える!
公文式の算数の勉強は、紙に書いてある足し算や引き算をとにかく果てしなく計算し続 けることでして、そうしているうちに自然と体が特定の数字と特定の数字を掛け合わせた 計算を覚えることができます。
実際にやってみるとわかりますが、計算ができた時の高揚感が続くのでやっているうち にだんだん嬉しくなってきて、ずっと計算している状態を持続できます。
この勉強法は暗算をする上ではシンプルかつ強力な方法なので、地道にしっかり暗算を 勉強したい方はひたすら計算をすることがなんだかんだで大事なのだと思います。
ちなみに暗算ができる方なら小数点以下であろうと分数であろうと基本は同じになりま す。円周率の覚え方はちょっと毛色が異なり記憶力の話になりますのでまた別の話です。
暗算と記憶力は似て非なるものです。公文式の計算勉強法は記憶力を刺激する意味もあ りますが、どちらかというと体で覚える感覚です。
最後に
如何でしたでしょうか?暗算とは意外とおおざっぱな方のほうが順応できるということ がおわかりになれば幸いです。ですが、コツコツと計算を体で覚えることも道の一つですの で、皆さんぜひ勉強を続けられてください。