テスト前日に大慌てで試験勉強して翌日寝坊して遅刻しそうになりながら席につきテストを受けるも・・結果はさんさんたるものなんていう経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
一夜漬けというやつですが、そもそも一夜漬けになってしまう毎日を過ごすのが悪い・・ などと言われてしまうこともしばしばあるかと思います。しかしながら、部活にすべてを捧げているような方やアルバイトを遅くまでやって自分にとって大切なものを買うために頑張っている方にとってはどうしてもそうなってしまう事情もあるのです。
そこで今回は一夜漬けって実際のところどうなの?という疑問や一夜漬けを効率的にできる方法をお伝えしたいと思います。
一夜漬け勉強のススメ
一夜漬けは悪いものでもありません。自分を追い詰めることで緊迫感が増して集中力が上がる、効率的に勉強しようとするので無駄を省くことができる、という利点があります。
一方で、焦っているので勉強する箇所を間違える、間違えたまま理解する、面倒なところは勉強しない、翌日寝坊するリスクが高い・・など悪い点も目立ちます。ですが東大生ですら一夜漬けはよくやるという方が多いです。
良い点をうまく活用できれば効率的な勉強が可能です。暗記をすれば良いのか、睡眠時間を極端に削って徹夜をすれば良いのか・・ 実は一夜漬けには分野ごとの勉強法があるようです。
例えば国語。現代文のような暗記者ではない場合は勉強せずに出たとこ勝負でいくことが多いようです。
漢字や古文・漢文など覚えやすいものはひたすら暗記をすることができます。文章ごと暗記して当日に挑む、なんていうこともできるでしょう。
数学は公式を暗記することが一夜漬けでは効果的です。応用問題は日ごろからの地道な勉強で理解していくことが多いので、一夜漬けで間に合うことはできません。
英語については文章や英単語、英熟語の暗記がベストです。暗記の方法では単語カードを作成する方法もありますが、効率的なのは音読だったりします。
ここがコツでして、ただ読んでいるだけよりも声に出したり歩きながら読んだり、頭以外の箇所を使いながら暗記をすると記憶されやすいそうです。右手を動かしたり握ったりしながら覚えると効果的・・なんていう話もあります。
一夜漬け勉強のコツ
あとは紙に暗記したいことを書きまくることも大事です。体に覚えさせるのですね。個人差があると思いますので、自分なりの暗記方法を見つけておくと自信にもつながるのではないでしょうか。
勉強時間をギリギリ増やすということで徹夜という選択肢もでてきますが、実はこれは一夜漬けにはふさわしくないです。一夜漬け、という言葉と徹夜は同じではありません。最低3時間は仮眠をとり朝ごはんをしっかり食べて試験場に向かうことが大事です。睡眠と栄養は人間の基礎ですので、これを抜かすとそもそも体力が削られるのでテスト中のパフォーマンスが低下してしまいます。
ちなみに睡眠の直前のことを人間は記憶する力が強くなるらしく、心理学でも実証されています。睡眠直前は暗記ものを行いそのまま睡眠することがベストです。
一夜漬けの初めには自分に自信をつけるため、得意な教科から取り組むことをお薦めします。時間があるので難しいものからやろうとするとすぐに集中力や持久力が無くなりそのうち漫画を読んだりなぜか部屋の掃除を始めたり・・翌日のテスト結果は凄惨なものになるでしょうね。
あとは自分の目標意識を高めるために、ここまでやったら次はここ、というように具体的な目標を決めることが大事です。
最後に
大学生など夜遅くでも外出できるような年齢であればファストフード店やファミレス、コンビニのイートインコーナーなど場所を変えながらコーヒーでも飲んで勉強することもお薦めです。
空間が変わると集中力を取り戻ることができるので持続力が上がり、人の目もあるのでふざけた姿をさらすこともなくなり勉強に集中ができます。
ここまで一夜漬けについての記事を書いてきましたが、やはり一番大事なのは日々の勉強です。たとえどんなに忙しくても、働いていてもまじめに毎日勉強をしている方はたくさんいます。自分に小さな目標とご褒美を決めて、毎日コツコツやることが一番のテスト対策ではないでしょうか。
何事も後回しにするというのは必ず抜けることが出てきますので、一番大事なのは日々の勉強、ここは忘れないで頂きたいです。