高校受験でも必須科目の歴史ですが、どうやって勉強をしていますか?
よく歴史は暗記科目と言われます。
歴史は暗記と言うけれど
やみくもに暗記と言っても、用語を書いて覚えるぐらいしか浮かばない人もいるかもしれません。
中1、中2の頃は定期テスト前に何とか詰め込んで暗記していたが、ほとんど一夜漬けの勉強だったため、中3になって全く何にも記憶にないという人も多いと思います。
国公立高校受験となると他に4科目もありますから、歴史ばかりに時間をかけているわけにもいきませんよね?
自分に合った効率的な覚え方を見つけ、受験に向けてしっかり対策を行っていきましょう!
歴史の常識を知ろう!
「いきなり暗記しろ!」と言われても、関連づけがないものを覚えるのは至難の業です。
まずは暗記の前に歴史の常識を知り、ベースを作っていきましょう!
時代の流れ、各時代の有名な登場人物を大まかにストーリーとして捉えてください。
それが歴史の常識になります。
そのあとに、細かい話を覚えていくと大変暗記がしやすくなりますよ!
それでもなかなか覚えられない人は、「日本の歴史」などの漫画で一折り一読すると流れが掴みやすくなるかもしれません。
クイズゲームが好きな人はスマホのアプリなどで探して、覚えても効果的かもしれませんね。
好きなものから歴史につなげる方法も大変有効です。 是非、色々試してみてくださいね!
歴史の時代区分を語呂合わせで覚えよう!
何時代がいつまで続いて終わったのか、これは歴史を勉強する上でとても重要なことです。
各時代の切り替わりの年号を、語呂合わせで覚えてしまいましょう!
・奈良時代開始 710年→なんと(710)美しい平城京
・平安時代開始 794年→なくよ(794)うぐいす平安京
・鎌倉時代開始 1185年→いいはこ(1185)作ろう鎌倉幕府
・鎌倉時代終了 1333年→いざみみ(1333)そろえて鎌倉幕府滅亡
・室町幕府開始 1336年→いちみさる(1336)吉野の山へ 後醍醐帝
・戦国時代開始 1467年→ひとのよむな(1467)しく 応仁の乱
・江戸時代開始 1603年→イチローおっさん(1603) 徳川幕府
・江戸時代終了 1867年→いやむな(1867)しいな 大政奉還
・明治時代開始 1868年→ひとつやろうや(1868) 明治維新
歴史の覚え方とは?
歴史の大まかな流れと時代区分を掴んだら、次は歴史の用語を暗記していきましょう!
初めのうちは全く意味が分からなくてもいいので、教科書の太字の文字を中心に読み書きをして覚えてしまいましょう!
「1日何個ずつ覚える」と決めるとよいです。
暗記は、人間の五感をフルに使うと良いと言われています。
まず、教科書の用語を目で見て、それを口に出して読み、書いて漢字で覚えてくのが対策としては大変効率的ですよ!
次はその用語がどんな意味があるのかを知りましょう!
教科書にマーカーでアンダーラインを引いたり、ノートに用語の意味をまとめるのもいいでしょう。
最近は歴史のまとめノートのような教材も書店で販売しているので、活用してみても良いと思います。
それが出来たら、次は本当に覚えているのか、ワークや問題集を実際に解いてチェックしてみてくださいね!
単元ごとにまとまっている問題集を使うと、簡単に時代ごとのチェックができます。 そして、最後は色々な時代の問題が混ざっている総合問題にチャレンジしてみましょう!
総合問題で引っかかってしまった時には、各時代に戻って覚えなおしていけば、確実に暗記力が上がりますよ!
記述問題や資料問題の対策は?
記述問題や資料問題など、外部模試や入試頻出の問題が解けない悩みを持つ人は多いはずです。
記述も資料もどちらも暗記です。
難しく考える必要は全くありません。
つまり、問題集で出てきた時に、問題と答えを丸暗記してしまえばいいのです。
人は白黒よりカラーの方が記憶に残りやすいので、カラーページの資料集をワークや問題集などと並べて見ておいてくださいね!
やっと入試問題へ!
全て一連の勉強が終了したら、いよいよ入試問題の過去問題に挑戦です。
国立、各都道府県の公立高校によって過去問題の傾向があるので、まずは問題を解いてその傾向を体得しましょう!
最低5年分は過去問題を解いておくことをおすすめします。
それ以上前の問題になってしまうと、教育課程が変わっている可能性があるので、現在の傾向とは異なるためです。
また、入試の過去問題に今年の予想問題がついているものはそれも解いておきましょうね。
まとめ
高校受験の対策で、歴史は人によって色々な覚え方や勉強方法があるでしょう。
歴史が苦手、覚えるのが難しいという人は先ほど挙げた覚え方や勉強方法を実践してみてくださいね!
意外と思っていたより、苦手意識がなくなりますよ!
歴史の勉強を通してもっと歴史に興味が持てたら、高校受験終了後、実際にその地に観光で行ってみてくるとさらに印象深くなり、歴史に対しての知識をより深められます。