中学校2年生の理科はどんな学習内容なのでしょうか?大きく分けると4つの分野に分かれています。
動物、天気、化学変化、電気です。
中2の理科ってどんな学習をするの?
動物の分野では、主に人間を含めた体の働きを学びます。
天気では天気図の読み取り方や、雲のでき方などを勉強します。
化学変化の分野では、化学反応式をはじめとする化学記号や、化学反応について学習します。
電気はオームの法則を中心とした電流と電圧の関係や磁石などを学習します。
どれもよく入試に出される分野が多いのも、中2理科の特徴です。
理科の勉強というと、まずは用語を暗記することですが、それ以外に各分野で押さえていかなければならないポイントは何でしょうか?
中2理科の分野別学習のポイントとは?
中2理科には分野別のそれぞれ押さえておくべきポイントがあります。
動物分野
中2の理科の動物分野で押さえておくポイントは細胞、消化、呼吸です。
細胞の分野では、動物と植物の細胞の共通のつくりについて学びます。核、細胞質、細胞膜、細胞壁、液胞、葉緑体の名称を覚え、どこに何があるのかを分かるようにしておきましょう。
それがどんな働きをし、植物や動物の体にどんな影響を与えるのかも重要なポイントとなります。
また、細胞を観察する際に使う酢酸カーミン溶液、酢酸オルセイン溶液、酢酸ダーリア溶液などの薬品名を覚え、どんな実験に使い、どんな実験結果が出たのかを覚えておきましょう。
消化と吸収の分野では頻出の唾液の働きについて、ヨウソ液を使った実験、ベネジクト液を使った実験とその結果は必ず覚えておきましょう。
消化液、胃液、すい液、胆汁、小腸の壁の酵素などの働きを覚えましょう。主な消化酵素であるアミラーゼ、ペプシン、トリプシン、リパーゼ、栄養素のデンプンやたんぱく質、脂肪が消化酵素に分解されて何の栄養分になるのか名称を覚えておきましょう。
吸収の分野では、柔毛などの図が良く出題されます。どんな役割をしているのか、どんな栄養分を運んでいるのか、その栄養素の名称と合わせて押さえておきましょう。
天気分野
中2の理科の天気の分野で押さえておくポイントは気象です。
気温、気圧、湿度、風向風速、降水量、雲量などの気象要素の用語と意味を、まず覚えることから始めましょう。
気圧の測定には水銀気圧計、アネロイド気圧計を使います。また、湿度は乾湿度を使って測ります。
これらの観測器具やその働きについても一緒に覚えておきましょう。
化学変化
中2の理科の化学変化の分野で押さえておくポイントは化学反応式、元素記号、原子分子、化学変化の実験などたくさんあります。
化学反応式は特に入試頻出分野です。原子分子は元素記号をしっかり覚えておきましょう。
元素記号を覚えたら、今度はそれを使った化学反応式を覚えましょう。
高校入試や定期テストなどで出される中学で習う化学反応式は多くても28個ぐらいなので、覚えてしまえば全てを網羅することができますよ!
化学変化は酸化、還元、分解、化合などさまざまな実験があります。化学変化の名称とその意味、実験と実験結果はセットで暗記しましょう。
電気分野
中2の理科の電気分野で押さえておくポイントは電流と電圧の関係、放電と磁界です。
どれも入試頻出の単元です。
電流と電圧の関係はオームの法則をしっかり覚え、電流、電圧、抵抗などの計算ができるようにしておきましょう。放電は真空放電管の実験を暗記しましょう。
磁界はよく磁界の向きが聞かれますので、フレミングの左手の法則などを覚えておきましょう。
磁界を使ったいろいろな実験とその結果も覚えておきましょう。
コイルの実験はよく出ます。磁界の実験出るパターンが決まっていますので、よく出るパターンの問題の形を丸暗記してしまうのも、1つの対策になります。
中2理科の具体的な学習方法とは?
中2理科の勉強は用語の暗記と思われがちですが、用語の暗記だけではありません。
植物や動物などの2分野の内容であれば、体の器官の名称を覚え、どういう働きをするのかを覚えなくてはなりません。
天気の場合は気象の記号などを思え、天気図を読めるようになる必要があります。
西高東低などよく出てくる気圧配置は要チェックです!
また、化学変化や磁界などの化学、物理分野はよく実験を見ておきましょう。
具体的な中2理科の学習方法としては、まずは学校の教科書の用語を書いたり、読んだりして覚えましょう。
次に実験結果などをまとめたノートをよく見返し、頭の中で整理しましょう。
大体覚えたら、学校のワークや問題集で実際の問題を解いてみましょう。
その中で丸つけをして間違った問題をやり直し、テスト前までに完璧に覚えてしまいましょう。
これで定期テストでは点数を出すことができるはずです。学校で別途プリントが配布されている場合は、そちらも目を通しておきましょう!
まとめ
中2理科の学習内容と定期テストや入試対策のポイントは掴めましたか?
早速今日から実践してみましょう!