中2理科の学習内容は、大きく分けると4つの分野に分かれています。
動物、天気、化学変化、電気の4つです。
生物分野、地学分野、化学分野、物理分野と満遍なく要素が入っているのが、中2理科の特徴です。
地学分野の特徴は?
かなり専門的な内容が含まれていて、理科に苦手意識がある人にとっては取り組んでいくのが大変かもしれません。
理科が苦手になる人が多いのも中2の理科です。中2理科の地学分野で出てくる天気は、しっかり勉強しておくと、ニュースや新聞などの天気図を読めるようになります。
理科は日常生活とかけ離れているものも多いですが、天気のようにつながっているものもあります。
今回は中2理科の地学分野である天気に焦点を当てて、学習内容で押さえておくべきポイントをご紹介します。
中2理科の天気とはどのような内容なのか?
中2理科の天気と一概に言っても、その内容はさらに気象関係、湿度、雲のでき方、前線、大気の動きと日本の四季に細分化することができます。
1つ1つその単元で重要なポイントを取り上げていきたいと思います。
①気象要素を覚えよう
気温、気圧、湿度、風向風速、降水量、雲量などを気象要素と言います。
それぞれの名称と役割を覚えましょう。
気圧の単位ヘクトパスカル(hPa)はよく出題されますので、要チェックです。
②天気図を読めるようになろう
天気記号を覚え、等圧線についての理解を深めましょう。
アネロイド気圧計、水銀気圧計、乾湿度計などの観測器具と何を測定するものなのかを覚えておきましょう。
③湿度の計算は必須
湿度を求める公式を覚えましょう。空気中の水蒸気量が、飽和水蒸気量に対してどれだけの割合かを求めたものが湿度です。
公式を覚え、表やグラフなどを見て、すぐに湿度が計算できるようにしておきましょう。
④雲や霧のでき方の仕組みを覚えよう
霧は地表付近の空気中に浮かんだ非常に小さい水滴のことですまた、雲は上空の水滴や氷の粒になります。どちらも水滴という上では共通しています。
水滴は飽和水蒸気量とも関係があるので、資料集などを見て、グラフが読み取れるようにしておきましょう。
雲や霧のでき方の仕組みを図表などを見て、確認しておきましょう。
⑤前線や気団の仕組みを知ろう
前線には寒冷前線、温暖前線、閉塞前線、停滞前線の4つがあります。この4つがどのように発生するのかを図を見て、覚えておきましょう。前線のマークはよく天気図を一緒に出題されることが多いです。
次によくニュースの天気予報でも耳にする、温帯低気圧、熱帯低気圧についての知識をつけましょう。やはりこちらも図がよく出題されるので、図を要チェックですよ!
日本付近の気団は4つあります。シベリア気団、オホーツク気団、小笠原気団、揚子江気団の4つです。
この4つの気団がどの場所にあって、どのような大気の動きを起こし、日本列島にどのような影響を及ぼしているのかをよく見ておきましょう、
中2理科の天気の分野の勉強方法とは?
中2理科に出てくる天気の単元にはたくさんの図やグラフが出てきます。まずノートによく試験で出題される図を実際に書いてみましょう。
また、用語とその働きをノートにまとめてみましょう。用語を整理することにもなり、ノートを半分に折ったり、消えるマーカーなどでなぞれば、定期テスト前の小テストとして使うことも可能です。
湿度やの飽和水蒸気量などの公式を覚え、実際の計算を学校で配布されているワークや問題集で解いてみましょう。
計算が苦手な人は、本屋さんで販売している市販の単元別の問題集や参考書でさらに問題演習をしておくことをおすすめします。
学校で配られたプリントにも目を通しておきましょう。天気の範囲の資料集はよく見て、図や写真などを確認することが大切です。カラー写真なので、印象にも残りやすく記憶しやすいと思います。
まとめ
中2理科の天気の勉強方法や押さえておくべきポイントは分かりましたか?
まずは天気に関する用語をしっかり学習し、図やグラフ、写真などを資料集で確認することです。
よく定期テストに出そうな単元を学校で配布されているワークや問題集で問題演習し、テスト前までに2回~3回反復演習を行っておくと大変効果的です。
初めは慣れないかもしれませんが、理科の勉強のサイクルができてしまえば、何ら難しいことはありませんので、安心してくださいね!
中2の理科が分かるとテレビのニュースや新聞などに載っている天気予報の天気図や気圧配置図などが読めるようになるので、さらに理科に対する理解が深まるかもしれませんよ!
日常生活の中で確認できることは大変学習にもなりますし、知識を定着させることにもつながります。天気の勉強を好きになることで、将来的に天気予報士になる人が出てくる可能性もありますよ!
あまり苦手意識を持たずに、中2理科の学習に取り組んでみてくださいね!