小学校1年生から小学校6年生までの6年間、算数では色々なことを学びます。その中でも特に小学校4年生~小学校6年生までの内容は、中学校の数学の基礎になる単元が大変多く含まれています。
割合、分数、小数、図形の面積、体積などです。各単元の公式をしっかり覚えて、使えるようにしておきましょう。
小学校の復習は中学で役立つ!
中学校数学の基礎となる、計算は全てできるようにしておきましょう。小学校6年の冬休みや中学校の上がる前の春休みなどをうまく利用するといいですね!
それでは小学校単元の中でも、どこを重点的に復習しておくと良いのでしょうか?中学校の単元と照らし合わせて見ていきましょう。
特に重点的に復習したい小学校の単元とは?
先ほども書きましたが、小学校4年生~小学校6年生までの算数が、中学校の数学のベースになります。
特に重点的に復習しておくべき単元を学年ごとに見ていきましょう。
〇小学校4年生
角度の問題→平面図形・空間図形、合同・相似などの証明問題、三平方の定理等に直結!
面積の問題→平面図形・空間図形、合同・相似などの証明問題、三平方の定理等に直結!
直方体と立方体→空間図形、垂直・平行・ねじれの位置、三平方の定理等に直結!
直線と四角形→平面図形・空間図形、合同・相似などの証明問題、三平方の定理等に直結!
わり算の筆算→中学で扱う計算全般に直結!
計算のきまり→中学で扱う計算全般に直結!
小数・分数の計算→中学で扱う計算全般に直結!
折れ線グラフ→資料の整理などのグラフの読み取り問題に直結!
〇小学校5年生
体積の問題→空間図形、証明問題等に直結!
小数の計算→中学で扱う計算全般に直結!
合同な図形、内角→平面図形・空間図形、合同・相似などの証明問題、三平方の定理等に直結!
倍数と約数→中学で扱う計算全般に直結!
約分と通分・分数の計算→中学で扱う計算全般に直結!
三角形・四角形の面積→平面図形・空間図形、合同・相似などの証明問題、三平方の定理等に直結!
平均・単位量あたりの大きさ・割合→方程式・連立方程式等の文章問題に直結!
百分率と歩合→方程式・連立方程式等の文章問題に直結!
帯グラフと円グラフ→資料の整理の基礎に直結!
円と多角形→平面図形、合同・相似などの証明問題、三平方の定理等に直結!
角柱と円柱→空間図形、垂直・平行・ねじれの位置、円や円周角の問題等に直結!
〇小学校6年生
対象な図形→平面図形・空間図形、合同・相似などの証明問題、三平方の定理等に直結!
分数のかけ算と割り算→中学で扱う計算全般に直結!
文字と式→文字式、方程式、連立方程式等に直結!
比、拡大と縮小→面積比、体積比などの問題に直結!
速さ→方程式、連立方程式の文章問題等に直結!
比例と反比例→1次関数、2次関数の基礎に直結!
円の面積、立体の体積→平面図形・空間図形、合同・相似などの証明問題、三平方の定理等に直結!
場合の数→確率などの問題に直結!
柱状グラフ(ヒストグラム)→資料の整理等に直結!
こうして見ると、小学校4年生~小学校6年生までの多くの単元が中学校数学に直結していることが分かりますね!
もう1つここには書いていませんが、単位変換の問題はできるようにしておきましょう。小学校分野でもかなり苦手な人が多い単元になります。
効率の良い復習の仕方とは?
まずは小学校4年生~小学校6年生の内容が収録されているようなまとめドリルや、問題集を1冊用意しましょう。
どの単元ができて、どの単元ができないのか、全ての単元を一度ノートにやり、自分のレベルチェックをしてみましょう。
1度1周を解きおわったら、間違いが多かった問題をもう1度解き直してみましょう。その後、少し時間を空けて、間違いが多かった単元に戻り、問題を解きましょう。
このように同じ問題でも、繰り返して問題を解くことで、公式や解き方が覚えられていきます。さらに応用力をつけたい人は、もう1冊少し問題の難易度が高い問題集を買ってきて解いてみましょう。
もっと力がつき、学校のテストだけでなく、外部模試や外部テストなどにも対応できるようになります。
また、塾に通っている人や家庭教師を頼んでいる人は、自分の担当の先生に「小学校の復習をしたいのだが、どうすればいいのか?」と相談してみましょう。
プリントをくれたり、自分のレベルに合わせた問題集を紹介してくれたりするはずです。
最近はyoutubeの動画でも小学校の算数の復習ができるものなど、映像ツールもあるので、有効に使ってみても良いと思います。
まとめ
小学校算数の単元は、中学校数学の単元につながっているものがかなり多くありましたね!小学校の算数が苦手なまま、中学校に上がって、さらに数学も嫌いになった話はよく聞きます。
「備えあれば憂いなし」です!小学生のうちに復習をしっかり行い、中学校に行っても慌てないように準備していきたいですね!