私たちの母国語だけに、何を勉強していいか分からなくなりがちな国語。国語は主に文章読解と知識題(暗記系のもの)の大きく2つに分かれます。
小学校で学習する文章問題は、小説文(物語文)、説明文(論説文)が多いと思います。
また、暗記をしなくてはならない知識題は、漢字、語句(四字熟語・ことわざ・慣用句など)、文法、詩・短歌・俳句などの表現技法の基礎、ローマ字などでしょうか。
小学校の国語の復習って何やればいいの?
国語は中学校でも勉強しますが、全く同じ文章が出ることはないので、小学校の復習を知識題と呼ばれる暗記系のものに力を入れると良いと思います。
特にその中でも一番学習しやすく、習得できた感覚があるのが漢字です。
中学校入学前に小学校で習った漢字は、必ず全て完璧に書けるようにしておきましょう。
漢字の正しい筆順習うのは小学校だけ?
漢字の筆順をしっかり教えてくれるのは、小学校だけだということを知っていましたか?
中学校でも、高校でも、正しい筆順を教わることはありません。小学生の今、きちんとした筆順を知らないとそのまま大人になってしまいます。
漢字が書ければ、正しい筆順なんて・・・と思う人もいるかもしれませんが、漢字検定などでも地味に問われることがあるのが、この筆順です。
小学生のうちに正しい筆順をしっかり習得しておきましょう!
中学生、高校生でも漢字が書けない?
小学生のうちにそれまで習った漢字を面倒くさいと思わず、しっかり練習をしてきた人は中学生や高校生になっても漢字が得意な人が多いです。
最近はスマホやパソコンなどで漢字もすぐに変換できる時代になり、ほとんど漢字を書くことがなくなってきました。
そうは言っても、漢字は書く必要はないかもしれませんが、漢字の読みや正しい語句の意味を知らなければ、間違った漢字を選択してしまうこともあります。
また、先のお話にはなりますが、アルバイトや就職先によってはまだ履歴書が紙の履歴書のところもたくさんあります。
手紙を書く機会もないとは言い切れません。日本人として、正しい漢字の読み書きができることはとても大切なことなのです。
でも、ただ漢字練習だけするのは苦痛以外の何物でもないですよね?それでは効率的に漢字を覚えるにはどうすればよいのでしょうか?
漢字はテストして覚えよう!
漢字を覚えるには、ただ漢字を10個、20個となかなか書いても覚えられませんよね?
漢字練習は正攻法の1つでもありますが、漢字練習を10個ぐらいして漢字の読み書きを覚えたら、必ず自分をテストしてみましょう。
市販のテキストや問題集で、小学校1年生~小学校6年生の漢字が収録されているものを買ってきて、全て書けるかまずは何も見ないで、ノートに書いてテストしてみましょう。
書けなかった漢字の番号に〇をつけていきましょう。
1周テキストを終わせたら、一度やってできなかった漢字のみをピックアップして、またノートに書いていきます。
それでも分からなかった漢字の番号に、また〇をつけます。それを繰り返し、漢字が苦手な人でも3周から5周ぐらいやると覚えてきます。
そんな感じで練習、テストを繰り返し反復練習してみてくださいね!
自分の実力に合った漢字検定をとるのもよし!
漢字検定試験は、各級の該当する学年を見て、その級を取得するのも漢字の学習には最適な方法です。
もし合格すれば、賞状ももらえますし、自信にもつながりますからね!小学校6年生ですから、6級か5級ぐらいからチャレンジしてみてくださいね!
漢字検定試験は、漢字の他にも語句などの勉強にもなります。
漢字の読み書きはもちろんのこと、四字熟語、熟語の構成、筆順、送り仮名の付け方など漢字を中心として、さまざまな知識を習得することができます。
漢字を得意にしたい人は是非、この方法も視野に入れてみてくださいね!
漢字の他に復習しておくといいものとは?
中学校に上がると、文法が出てきます。
文の成分である主語、述語、修飾語、接続語、独立語、文節や単語の区分けを中学校1年生で学習します。
小学校でも文法を習いますので、文の成分はよく復習しておきましょう。主語、述語がはっきり分かる程度で大丈夫です。
また、中学生になると、部活や委員会活動などがあり、なかなか読書をする機会が減ります。
小学生の今時間があるうちに、たくさん読書をして活字に触れておきましょう。読書は漢字の読み書きや語句の意味、文章から情景をイメージするなどの国語力を訓練することができます。
さらに、文章の作り方や文章の書き方なども自然に学ぶことができるのです。
まとめ
日本人だから、国語は大丈夫!安心しきっていると、後々大変なことになります。
国語力を上げるには、文章にたくさん触れる機会を持つこと、漢字の読み書き、語句の意味がしっかり分かること、この3要素がとても重要になります。
小学生のうちから、できることからスタートして少しずつ国語力を身に着けていきましょう!