中学理科は、生物、地学、化学、物理の4分野に分かれています。
教科書自体は中1、中2、中3と分かれているだけでも分野はごちゃ混ぜになっています。高校生になると、科目名として分野が分かれます。
1つの分野が理科を苦手科目にする!
中学理科は学習が進んでいくと、1つの分野が苦手になったことがきっかけで、理科全体が苦手科目になってしまうことがよくあります。
その主な理由は、一度苦手意識が芽生えると、テスト勉強や入試勉強も後回しになりがちになり、成績もだんだん落ちていくという負のサイクルが出来上がってしまうからなのです。
中学理科は出題パターンが限られているので、しっかり対策していけば点数をとるのは簡単です。
まずは4つの分野の中から、自分の得意分野を作っていきましょう!
暗記系が得意な人には生物、地学、計算や数学が得意な人には化学、物理がおすすめですよ!
理科を苦手にしないための心構えとは?
前述したとおり、中学理科は4分野の中からまずは得意な分野を見つけることが先決です。
どれを見ても難しい単元だなと思い、なかなか決められない人は、初めに植物について学習していくのがよいです。
中学校に入学してから初めに習う単元でもありますし、小学校でも植物の観察などはたくさんやっていると思いますので、比較的取り組みやすい単元だと思います。
また、水溶液や火山、星などと言われてもなかなかピンときませんが、植物は私たちの生活の周りにあるものなので、イメージがしやすいのも特徴です。
カラー写真が多く載っている資料集を有効に使いましょう。やはり、文字よりも絵や写真の方が記憶に残りやすく、記憶が持続できます。
また、双子葉類、単子葉類などのグループ分けをし、その違いや植物の分類を表や系統樹にまとめてみましょう。かなり見やすく覚えやすくなるはずです。
植物の生物分野に関わらず、中学理科の単元を学習する時には、カラー写真の資料集、図巻などを横に置いて、確かめながら勉強するとより効果的です。
最近はyoutubeやスタディサプリなどの動画をスマホやタブレット端末でも見ることができますから、そのようなものを活用しても良いと思います。
具体的な中学理科の勉強法とは?
まずは各単元の教科書に太字で書かれているような重要語句を覚えましょう。教科書を声に出して音読し、耳からも頭に残るように働きかけます。
暗記系を勉強する時には、五感をフルに使うと大変記憶に残りやすくなります。次に学校の授業のノートやプリントで要点を整理してみましょう。
その後、学校のワークや問題集などの問題演習をします。
間違えた問題に丸をつけ何度も繰り返し解くのも良いですし、間違えた問題をコピーして切り取り、自分の苦手をまとめたノートを作り、覚えるのも良いです。
受験対策の場合も、定期テスト対策と同様で、用語をしっかり覚えてから問題を解き、分かるようになるまで繰り返し問題演習することが良い勉強方法です。
公立高校入試は各都道府県の問題の出題傾向があるので、過去5年分ぐらいを確認して、よく出る問題を押さえておくと良いでしょう。
物理分野や化学分野は公式で勝負!
やはり物理分野や化学分野は、計算が命と言っても過言ではありません。
まずは物理や化学で出てくる基本的な計算の公式を覚え、ワークや問題集の問題で演習し、計算問題はパーフェクトにとれるようにしていきましょう。
数学が苦手な人にも言えることですが、いきなり関数や図形、文章題などの難しい応用問題を解こうとしても解けるはずはありません。
基本的な計算をできるようにすることが、自信にもつながりますよ!
さらに実験結果などのノートもよく見ておきましょう。計算が出来るようになったら、実験の動画などを見ておくと楽しく学習することができます。
特に物理や化学は、実験は好きなのに理科は苦手という人が多いので、楽しく勉強することを心がけてみてくださいね!
生物分野や地学分野は資料をよく見ること!
よく生物分野や地学分野は、暗記が全てと言われます。
でも、ただ暗記すると言っても、用語を暗記するだけでは記憶は持続させることはできません。
何と言っても、記憶を持続させてくれるのは、写真や図、イラストなのです。
用語がどの部分にどのように使われているかを、自分でまとめたノートや資料集などを見て、目で確認しながら覚えていけば、理科に対する理解度も格段に上がります。
動画などを使って勉強すれば、もっとイメージが湧きやすくなりますね!
さらに観察結果のノートなども一緒によく確認しておきましょう。
まとめ
中学理科の4分野の中で自分の得意になれそうな単元は見つかりそうですか?
理科も社会と同様に身近ではないものもあるので、好き嫌いが分かれる科目です。
でもやり方を間違えなければ、誰でも得意分野にしやすい科目でもあるのです。
また、中学理科は高校理科の土台にもあるので、全体的出来る分野や単元を中学生のうちに多くしておけば、高校に行っても苦労することはなくなります。