定期テスト前になって勉強する時、皆さんは得意科目、苦手科目のどちらから勉強を始めますか?
多分8割以上の人が得意科目だと答えると思います。
大体苦手科目の勉強を後回しにして、得意科目から勉強をスタートして、後半時間がなくなり、定期テストの点数に反映されないというような感じではないでしょうか?
実はその逆で、得意科目より苦手科目から勉強を始めた方が断然ラクなのです。学習時間のバランスを考えて、集中的に苦手科目の勉強に取り組むことで、簡単にテストの点数アップが実現できます。
それでは、具体的にどのような勉強をしていけば良いのでしょうか?
苦手科目の原因に目を向けてみよう!
一概に苦手科目といっても、色々人によって理由はあると思います。
例えば、理科・社会の用語が覚えられない、国語の文章読解ができない、英語の文法が分からない、数学の文章問題が解けないなど。
まだ、どこが苦手であるか分かっている人はいい方です。
苦手意識が強すぎて、全く勉強していないので「どこが苦手なのかも分からない、全部苦手な気がする。」という人もいると思います。
でも、これは大チャンスなのです。
全てが苦手なわけですから、一から順番に焦らず、学習していけばいいだけなのです。
つまり、勉強して理解度が上がれば上がるほど、苦手科目の定期テストでの点数は上がっていきます。
得意科目を10点上げるより、苦手科目を10点上げる方が実は楽なのです。
定期テスト対策をする際には
定期テスト対策をする際には、3つの心がけがとても大切になります。
これらをまず実践してみましょう!
①得意教科ばかり勉強しない
得意科目の勉強はとてもはかどりますよね!
でも、得意教科ばかりに偏って勉強していると、苦手科目を手付かずで終わってしまうこともあり得ます。
得意科目を1時間勉強したら、苦手科目を1時間勉強するというように、サンドイッチのように得意→苦手→得意→苦手と繰り返していくと苦痛に感じることもなくなります。
食事でも好き嫌いせず、栄養バランスを考えて、食事を摂ることが大切ですよね?
それと同様に、時間配分をきちんと決めて、バランスの良い勉強をしていきましょう!
②苦手教科はできることから始める
苦手教科を勉強しなくてはならないからと言って、初めから順番に勉強していたのでは日が暮れてしまいますよね!
苦手科目こそ、各科目のポイントをしっかりしぼった効率の良い勉強方法が必要なのです。
科目ごとの学習方法を紹介!
各科目の勉強しやすそうな部分を取り上げてみましたので、是非参考にしてみてくださいね!
①国語の学習方法
絶対勉強したらできるものに焦点を当てて勉強する。
漢字、語句、ことわざ、慣用句、文法、古文の歴史的仮名遣いから現代仮名遣いへの直し、古文や漢文の単語の意味など
②数学の学習方法
計算問題に特化する。
テスト範囲の計算問題は一問もミスしないように、計算の演習を念入りに行う。
図形の場合、作図の仕方や、関数の場合、グラフの書き方などを覚え、図を描いて点数がとれるものは確実に仕留める。
③英語の学習方法
リスニングや記号問題などは落とさない。
特に文法問題は一番点数が取りやすいので、学校のワークや問題集などに出てきた文法は完璧に解けるように、問題演習を繰り返し行う。
また、テスト範囲に出された英単語や英熟語はしっかり勉強し、スペリングのミスをしない。
④理科は計算と用語に注力する!
理科は基本的な計算の公式は全て覚え、問題集などでしっかり計算ができるようにしておく。
教科書に出てくるテスト範囲の用語は全て覚えて、漢字で書けるようにしておく。
⑤社会も用語が重要!
社会は地理、歴史、公民と3分野ありますので、分野別に勉強方法をお伝えします。
地理は地図帳と見比べて、場所と地名などを一致させておきましょう。これは世界地理でも日本地理でも同様です。
世界地理なら、国名と首都名と位置はセットで覚えましょう。日本地理なら、都道府県名と県庁所在地と位置はセットで覚えましょう。
山脈や山、川、湖、大洋などよく出題されやすいものは必ず覚えておきましょう。
歴史や公民は用語が全てです。教科書に出てくる用語は全て漢字で書けるようにしておきましょう。
さらに資料集も使って、系図や写真なども確認しておくといいですね!
まとめ
得意教科と同じように苦手教科を勉強することはなかなか難しいかもしれません。
でも、苦手科目を勉強する際にもしっかりポイントを絞って効率よく勉強すれば、定期テストの点数も上がり、苦手意識もなくなるかもしれませんよ!
得意科目は普段から点数が高得点なので、それ以上点数を伸ばすことは大変かもしれません。
しかし、苦手科目はすぐに点数が上がりやすく、目に見えて成果を実感できます。次の定期テストからは是非苦手科目の勉強から始めてみてはどうでしょうか?