小学6年生の理科で学習する「からだのつくりとはたらき」では人、動物の体の仕組みを学習します。
この記事では、この単元が苦手という小学生やそして小学生のお子様に教えるために抑えておくべきポイント、中学受験に関する情報をピックアップして紹介していきます。
からだとはたらきの重要ポイント
小学6年生の理科の単元の一つ「からだとはたらき」では人と動物の体の作りや働きを学習します。この単元で重要なポイントは以下の通りです。
体のつくりと呼吸、消化、排出及び循環の働きに着目して、生命を維持する働きを多面的に調べる活動を通して、人や他の動物の体のつくりと働きを理解する。
意識せずに生きているけれど、人間にはたくさんの臓器があり、それぞれが働きをしており、相互に作用することで私たちは生活することができていることを学び命の大切さを学べるでしょう。
他にも、実験や資料集を活用するということでリサーチ力も培われる大事な単元です。
それでは、実際にこの単元のなかで中学受験などでも抑えておくべきポイントをピックアップして紹介し、中には理解しやすい勉強方法を紹介します。
食べ物の消化と吸収
「ご飯を食べると食べ物はどのように変化していく?」ということをテーマに、食べ物にふくまれる栄養分やヒトの消化系のつくりと働きと消化管から消化液が分泌されること、及び消化液と消化酵素の働きについて理解しておきましょう。
資料図や模型を使って,食べ物の通り道をとらえさせ,口,食道,胃,小腸,大腸,肛門が一つの管になっていることを抑え、中学受験では十二指腸などの位置が問われる問題が頻出なので要チェックです。
ご飯がでんぷんであることやかんでいるときにだ液と混ざっていることなどに着目し、ヨウ素液を使った実験をすることで、実験の条件付けをすることも学べるので資料集等で確認しておきましょう。
唾液とでんぷんを混ぜたものにヨウ素液を入れると変化はせず、水とでんぷんを混ぜたものではヨウ素液が紫色に変化するということは出題される可能性も高い問題です。
呼吸の働き
人以外にも、哺乳類や魚類、両生類では呼吸方法がどのようになっているのかを学びます。
呼吸によって体内に酸素が取り入れられ,体外に二酸化炭素等が出されていることは基本中の基本ですが、しっかりと覚えましょう。
中学受験では、燃焼の仕組みで学習した空気中に含まれている窒素などの成分も重要ですので必ずチェックしておくべきポイントです。
石灰水や気体検知管を使ったり,資料などを活用したりして,吸う空気と吐いた空気に違いがあることを調べるとより理解が深まります。
血液の循環
「血液は,どのように体の中を循環し,どのような働きをしているのか」ということをテーマに血液の循環を学びます。
心臓の役割や、心臓から送り出された血液は,体のすみずみまで張り巡らされた血管の中を流れて,酸素や二酸化炭素や不要になった物を運んでいるということを抑えておけば問題ないでしょう。
人のからだのつくり
「生命活動を維持している臓器の位置や働き」を主に覚えることが大事です。
学校では人体模型を使って調べる授業がある場合は、は,「呼吸にかかわっている臓器」「消化にかかわっている臓器」「血液循環にかかわっている臓器」はどれか役割と位置を理解しましょう。
資料やインターネットを活用したり,魚の解剖実験をすることでよりリアルな情報を得られるので、理解を深めることができるでしょう。
最後に
- 体内に酸素が取り入れられ,体外に二酸化炭素などが出されている
- 食べ物は,口,胃,腸などを通る間に消化,吸収され,吸収されなかったものは排出される
- 血液は,心臓の働きで体内を巡り,養分,酸素及び二酸化炭素などを運んでいる
- 体内には,生命活動を維持するための様々な臓器がある
「からだのつくりとはたらき」では、上記点を抑えておくことが重要です。。
資料集をチェックすると視覚的に理解しやすいので、しっかりと確認しておくことをおすすめします。