小学6年生の理科で学習する「電気の性質とその利用」では、を学習します。
この記事では、この単元が苦手という小学生やそして小学生のお子様に教えるために抑えておくべきポイント、中学受験に関する情報をピックアップして紹介していきます。
電気の性質とその利用の重要ポイント
小学6年生の理科の単元の一つ「電気の性質とその利用」ではを学習します。この単元で重要なポイントは以下の通りです。
生活に見られる電気の利用について興味・関心をもち,そこから電気について、つくったり蓄えたり変換したりできるという性質について理解する。
身の回りの電気の利用についても考察すること。
それでは、実際にこの単元のなかで中学受験などでも抑えておくべきポイントをピックアップして紹介し、中には理解しやすい勉強方法を紹介します。
電気を作る
電気はどのように作ることができるのか、電気を作る方法について理解しましょう。
身近にある災害用手回し発電ラジオや自転車のライトなどと関連させながら手回し発電機から、モーターの回転により電気はつくられることを連想すると良いでしょう。
電気をためる
また、作った電気はためることができる性質を持っています。
ゲーム機や携帯電話などに付属している充電器などと関連させながらコンデンサーを考えるとわかりやすいでしょう。
また、電気は豆電球と発光ダイオードを比較した時に、発光ダイオードの方が少ない電気で明るく点灯することができるというように、電気というエネルギー資源の有効活用についても考えられると良いです。
電気と熱
電気は光や音に変換されるだけでなく、熱にも変えることができる性質があります。
太さの違う電熱線では,発熱の仕方に関して実験をすると身をもって理解することができます。
電熱線の長さや乾電池の数などの条件を制御して実験をすると、電熱線が太い方が,発熱の程度が大きいことがわかります。
詳しい実験の方法は以下の通りです。
細い電熱線(径0.2mm)太い電熱線(径0.4mm)を使用し長さをそろえるようにして、スイッチを入れ,電熱線の上に発泡ポリスチレンをのせます。
発泡ポリスチレンをのせてから,すべて切れるまでの時間を調べ、これを3回繰り返して平均の時間を求めます。
次に電熱線を太い電熱線に変え,細い電熱線と同様に実験を行うと、太い電熱線の方が早く切れ、電熱線が太い方が発熱の程度が大きいという実験結果を得ることができます。
身の回りの電気の利用
ここまで電気の性質について理解できたら、身の回りで使われている電気の性質を利用したものついて考えてみましょう。
例えば熱を持っているという性質では、電気ストーブがまさにその性質を利用したものでしょう。
そしてここではエネルギー資源の有効利用の観点から、環境保全についても意識できるようになると良いでしょう。
エコについて、省エネルギーを理解しておくことで、地球環境のために良いこと悪いことについても考えるとなお良いです。
最後に
- 電気は,つくりだしたり蓄えたりすることができること。
- 電気は,光,音,熱などに変えることができること。
- 電熱線の発熱は,その太さによって変わること。
- 身の回りには,電気の性質や働きを利用した道具があること。
「電気の性質とその利用」では、上記点を抑えておくことが重要です。
中学受験では、電気抵抗についてもこの分野で出題されます。
「電流が大きいほど、豆電球は明るいし、電熱線の発熱量は多くなり、流れる電流が同じであれば、電気抵抗の大きい電熱線の方が発熱量は多い」ということを抑えておきましょう。