地図の学習は小学校中学年から始まり、都道府県の名前・位置はテストに出されるため、暗記をする必要があります。
日本地図を覚えているということは、大人にとって常識であり、当たり前の知識です。そのため、いつ覚えても損はない必須なことなので早いうちに習得すると有利になります。
そこで、この記事では小学生低学年〜中学年向けに楽しく日本地図を覚える方法を紹介するので、参考にしていただければ幸いです。
楽しく日本地図を覚える方法
小学生低学年〜中学年にとって、大学受験勉強のような暗記をする勉強は向いておらず、むしろ逆効果と思って良いでしょう。
楽しく勉強をすることで、子供は自発的に勉強をするようになるので、まずは「楽しい」ということを意識しましょう。
①替え歌で覚える
日本地図を楽しく覚える方法の一つとして、替え歌を作って覚えることです。
日本地図をただ眺めていても、覚えられるものではありません。
そこで、歌を歌うことで情報を音として聴いたり、声に出すことで記憶が強化することができます。
「うさぎとかめ」「アルプス一万尺」などの歌を替え歌にするのが定番のようです。
うさぎとかめの替え歌歌詞もしもし 青森 青森県 秋田と岩手はとなり県 山形 宮城 福島県 みんなで歌おう東北地方
もしもし 新潟 長野県 富山に石川 福井県 岐阜県 愛知 静岡県 富士山あっても山梨県
もしもし 関東 関東地方 茨城 栃木 群馬県 埼玉 東京 神奈川県 最後に残るのは千葉県だ
もしもし 近畿 近畿地方 滋賀県 京都 兵庫県 大阪 和歌山 奈良 三重県 奈良は大仏東大寺
もしもし 中国 中国地方 鳥取砂丘は素晴らしい 島根 宍道湖(しんじこ)良いところ 岡山 広島 山口県
もしもし 四国 四国地方 香川は高松良いところ 愛媛 高知 徳島県 愛媛はミカンの名産地
もしもし 九州 福岡県 佐賀県 長崎 熊本県 鹿児島 宮崎 大分県 海のキレイな沖縄県
他にもYouTubeで「都道府県 替え歌」などと検索すると覚えやすい替え歌が見つかるので、ぜひお子様と一緒に替え歌で日本地図を覚えてみてはいかがでしょう。
②本を読んで覚える
日本地図を覚えるための小学生むけの本は多くの出版社から発売されており、子供が楽しく読みながら日本地図を覚えるための工夫が凝らされています。
上記「マンガでわかる! 10才までに覚えたい47都道」は、タイトル通り、漫画で都道府県の位置を覚えるだけでなく、重要項目の解説をしているという特徴があります。
漫画が好きな子供にとって非常にとっつきやすい教材かつ、中学受験の前段階の導入の教材としても使うことができます。
この他にも、小学生向けにわかりやすく書いてある本はたくさんあるので、書店に行って子供に選ばせてみると自主的に取り組む可能性も高いのでおすすめです。
③パズルで遊びながら覚える
日本地図をパズルで遊んで覚えるというのも楽しく学習できる定番の方法です。
手元の日本地図や印刷をした日本地図を、地方ごと、都道府県ごとに切り取りをして自作のパズルを作ることができるのでお手軽です。
日本地図の模型のパズルも市販されているので、そちらを購入しても良いでしょう。
模型のパズルだと、都道府県の海岸線のギザギザなどを触って認識することができますし、大きさもピースのサイズ感や重量からわかることができる利点があります。
④アプリゲームで覚える
日本地図の手軽な覚え方としては、ゲームアプリで遊ぶというものもあります。3つのアプリケーションをご紹介しましょう。
おとなも知りたい社会科 ぐりぐり都道府県
このアプリは、ピースをぐりぐりと回して正しい場所に当てはめていく都道府県ゲームで、かなりシンプルな作りとなっています。
途中でヒントを出してくれるので低学年の子供にも親切ですし、可愛いキャラクターも登場し、問題に正解するたびにコインが貯まり、そのコインを使うとゲーム内の「しろいくまるーむ」を飾り付けられるという熱中する要素も良いですね。
地図エイリアン~都道府県を記憶せよ~
よりゲームっぽさがあるアプリがこちらです。日本地図をリズムにあわせて覚えることができ、楽しみながら学習が可能です。
こちらは現在iOSのみDL可能なので注意してください。
書き取り日本一周
こちらは小学校中学年〜向けのアプリです。都道府県のパズルに加えて、都道府県名の漢字の書き取りどちらもできるものです。
漢字書き取りがついた地図アプリは珍しいので活用してみてはいかがでしょうか。
⑤白地図を埋める
ここまで楽しく日本地図を頭にいるための方法、つまりインプットの方法を紹介しました。次に仕上げとしてアウトプットをしましょう。
おすすめの方法は白地図を使って、自分で都道府県を書き込むことです。実際に自分が書いた都道府県はどれくらい正しいのかを確かめましょう。
しっかり都道府県が覚えられたら、白地図を使って山や川、政令指定都市などを書いていくと地理の知識が盤石になります。
アウトプットをすることで、忘れてしまったことの再認識、記憶の定着を促すことができるので、ぜひ取り組みましょう。
最後に
日本地図に限らず、暗記をしたものはアウトプットをしないと記憶は定着しません。
そのため、最後に紹介した白地図を使ってアウトプットをすることもしておくことがおすすめの勉強方法です。
日本地図を覚えたら、世界地図などの学習に移行しても良いかもしれません。