受験の参考になるのが「模試」ですが、この模試を上手に活用できているでしょうか?
もしは受けたら終わりではなく、その結果から学習方法や志望校の決定など受験では欠かせないツールの一つです。
そこで、この記事では模試の活用方法と受けるべき模試について紹介していきます。
模試の活用方法
みなさんの中には、模試は学校で受けさせられるから受けるというスタンスの人も多いのではないでしょうか。
せっかく模試を受けるなら、「この模試はどういう目的で受けるのか?」というのを常に考えておくべきです。
学校で受ける模試は基本的に「自分の実力をつかむ」用と、「入試の傾向に慣れる」用に分かれます。
自分の学力のレベルを確認
いわゆる「進研模試」や、早い時期に受けるマーク模試はこの意味合いが強いです。
普段の勉強がどれだけできているか、学校の授業がどれだけ理解できているか、またそれをどのくらい応用できるのかの「下地」ができているか、このあたりが聞かれていると思ってもらって差し支え有りません。
そのため、 こういった模試では、特に前もって対策をしてから臨む必要はありません。
入試の傾向に慣れるため
入試本番が近づいてくると、「センタープレ」や「東大オープン」「早大プレ」といった大学受験本番に近い内容の模試が開催されてきます。
これらの模試は、入試本番に力を発揮するための「練習」の意味合いが強いです。
本番に近い、他の人がいる環境、緊張や本番のトラブルなどに慣れるといった意味合いで模試を受ける価値があります。
また、マーク模試であれば回数も多いので、センター試験や共通テストに向けた時間配分・解答戦略も回数を重ねて試行錯誤しやすいです。
模試は定期的に受けるべき
模試は、高校1、2年であればシーズンに1回以上、受験生は月1回以上のペースで受けるのが望ましいです。
特に受験生は、自分の学習の進捗を頻繁に確認して、目標の修正に役立ててほしいです。
そのため、なるべく毎月の頻度で模試を受けるように、と話しています。
もちろん、模試を受験すると1日潰れてしまうことが多いので、受けるからにはきちんと目的を意識しながら受けることが重要です。
利用したい模試をピックアップして紹介
現在、模試というのは数多くの予備校などで実施されており、どれを受けるべきなのか悩んでしまいます。
この悩む時間が勿体無いので、おすすめの模試を紹介します。進学校であれば、学校が選定している模試を受けることになるので、それに従って受験をすれば良いでしょう。
もし、この模試も受けたいというものがあれば自分で申し込みをしてみましょう。
河合マーク模試
マーク模試といえばこちらの模試です。記述式の試験だと、実際に受ける大学では出題されない内容だったり、難易度にばらつきがあったりということが多いので、マーク模試で基準を揃えてみることが多いです。
志望校で目指す点数にも換算しやすい、かつ多くの人が受けるので、絶対に受けるべき模試です。
河合全統記述模試
記述模試は総じて、問題を解く力を聞いているだけなので、なんとなくの実力を測ることには向いています。
見たことのない問題や形式がまばらな問題に対しての対応力・解答力が露呈するので、完全な実力を知りたい、という人にはおすすめです。
ただ、入試の形式に特化したわけでもないですし、練習してもいない英作文やリスニングを課されたりすることも多く、そもそも入試に記述形式がない場合はあまり意味はないでしょう。
塾でも問題を見ながら検討することになるので、どの分野が苦手か?と見る上でも一苦労します。
最後に
模試を上手に活用することは、受験を成功に導くことができるでしょう。
今回紹介したような模試をぜひ利用し、自分の学習に活用してみてはいかがでしょうか。