勉強時間は取っているはずなのに、英語の模試で偏差値がなかなか上がってこない…。そんな悩みを抱えている人は多い。
数学のように答えがハッキリしていないからともやもやしていないか?
それは英語が「言語」だからだ。曖昧な部分があって当然。
このもやもやを解決するなら、今から紹介する4冊の英文法参考書を押さえれば完璧だ!
解説型英文法書の特徴
解説型問題集は、英語という言語の特性を理解してもらうことを目的としている。
だから図解があったり、中学英語で教えられたことを裏返されたり、何故そうなるのか理由付けが行われているのが特徴だ。
解説の方法はそれぞれの著者によって異なるが、自分にハマれば理解度は比較的に上がる。
図解は特に誰にとっても理解しやすいという特性があり、言語を視覚化することで英語が読みやすくなってくる。
英語と日本語はそもそも相容れない部分があるのだから、無理に訳してしまうことで逆にわかりにくくなることがある。
それを「イメージ」で払しょくさせるのも解説型問題集の良いところだ!
それぞれの問題集には更に別の特徴があるので以下に説明してみる。
オススメ英文法書①総合英語 FACT BOOK
総合英語 FACT BOOKは、英語の文法を図解しているのがポイントだ。
そもそも英語の構造から知ることができるから高校1年生からでも使える!
今から受験に備えるという場合にも良いだろう。
また、中学校で教えられた知識をより深いところまで掘り下げなければならない高校レベルになると例外が多くなって混乱することも多いと思うが、その解決方法も持っている。
例えば、未来の助動詞willはイメージで覚える。「見通す」というイメージだから、未来表現以外でも使えることが理解できるのだ。
このようなイメージ理解をどんどん進めていけば、例外が来ても慌てず冷静に対処することができる。
オススメ英文法書②大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編
東進ハイスクールの大岩先生が教えてくれる英文法ならこれだ。
名前の通り「超基礎」となっているので、英語が苦手という人はこれさえ読めば土台は完璧になる。範囲で言うなら高校1年生で習う箇所だ。
中学のころの土台がないと高校の英語はその上に積みあがらない。
土台がないまま授業を受けても本当の理解にはつながらないから定着もしない。
そのループをここで切ろう!
1週間もあれば全部読んでしまえるくらい易しい。
解説メインになっているが、最後には本当に理解できたかを確認できる問題があるからそれを解いてみると良いだろう。
この確認問題が全て解けて、意味も理解できたなら次の参考書へ行って良いという合図だ。
まず何から始めたらわからないならこの一冊から。
オススメ英文法書③1億人の英文法
1億人の英文法は、中学英語からビジネス英語までかなり幅広く使える参考書だ。
著者は、今までにない参考書作りと読み手の理解力向上のために以下のような工夫を取り入れている。
(1)文法用語からの解放
(2)文を作るための簡単な原則を解説
(3)項目の順序性
(4)すべての形に意識を通わせました
(5)すべての表現に意識を通わせました
(6)「なぜ」に答えました
(7)実用に役立つ例文
(8)イラストの多用
「公式を覚えて、そこに単語を当てはめていく」「言語なのだから理由はない」これは中学・高校で学ぶ方法だが、学校と違うのは上記のように「なぜ」に応えてくれる点だ。
人は理由がないと納得しづらい。定着率も低くなってしまう。
それを解決していく画期的な参考書だから、一読すればもやもやが一気に晴れるだろう!
オススメ英文法書④今井の英文法教室
この参考書は、36日コースと72日コースとがあり、何日で終わらせるか自分のペースで決めることができる。
高校1,2年生であれば受験までまだ時間があるから2ヶ月ちょっとかかっても問題ないだろう。
この参考書は、辞書をできる限り使わないことを推奨している。
細かい文法や例外、稀にしか使われない表現など数えきれないほどあるのだから、それを師取捨選択することが大事だというのがコンセプトだ!
受験で効率良く偏差値を上げるためにはうってつけの一冊と言える。
ネイティブさえも稀にしか使わない文法の理解に時間を費やすのではなく、受験に出やすい問題の理解に徹底してみよう。
英文法のもやもやを解決しよう!
英語はまず英単語からという人もいるが、大量の単語をただ頭に詰め込むという作業から始めるのは果てしない。
このつまらなさから英語のやる気をなくしてしまう人だって多い。
だからまずは英文法の理解から始めてみよう。
そうすれば、「なんとなく」で解いていた人も英語の構造が見えてきて模試で必ず長文読解の正解率が上がってくる。
ハッキリした理由や、こう考えた方が理解しやすいという解説を頭に入れて偏差値アップに繋げよう!