英語の長文読解は多くの生徒が苦戦する場所だ。
それもそのはず。単語や熟語が集約されているし、今まで習った全ての文法がランダムに入っている。
だから長文読解は語彙力が少なかったり、文法力がない人には読めないのだ。
では、それなりに力もつけてきたはずなのに読めない!
そんな時にはどうすれば良いのか。
ここではその悩みを解決する4つの参考書を紹介する。
英文読解力をつけるのにうってつけだ!
【長文読解を鍛える!】解説型参考書の特徴
長文読解に役立つ解説型問題集の特徴は、いきなり問題を解かすのではなく文の構成から意識させる傾向が強いことだ。
キミは、英文を読む時にどこで文を区切ったら良いかわからなくなることはないだろうか?
自分でスラッシュリーディングができるように導いてくれるのがこの解説型問題集だ。
解説されればわかるけれど、いざ自分で一から読むとなると得点がとれない、そんな悩みにぴったりだ。
長文の読み方のコツをダイレクトに教えているものもあるし、そのために必要な文法を紹介しているものもある。
最初から英語が得意でニュアンスで解いていけるタイプの人もいるが、これらの参考書は論理的に解説してもらっているので理系や英語の苦手意識が高い人に向いている。
オススメ長文読解解説型参考書①大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル1 超基礎編
ハイパートレーニングはレベル別になっているから取り組みやすい。ここがまずどんなレベルの人でも取り組みやすい点だ。
レベル1が解けたら次のレベルへとすすんでどんどんレベルアップしていこう。これなら自分の能力が上がっていることがわかってモチベーションアップにもなる。
この参考書は、とにかく英文の構造が徹底して書き込まれている。
どの単語が何と言う品詞で、どこからどこまでが主節で、この名詞はどのように修飾されているのか、これらが一目でわかるようになっている。
文法上の記号を覚える必要があるがそう時間はかからないだろう!
オススメ長文読解解説型参考書②英文読解入門 基礎はここだ![改訂版]
英文読解入門は、5文型をしっかり理解した上で取り組むものだ。
しかしこれはすぐに覚えられる上に、高校1年生の最初に習うこともあるくらいだから心配はいらない。
文法は理解できるのに長文になった途端内容理解ができなくなるという人は、これ1冊やり込めば完璧だ。
長文というシステムをまず理解し、それから慣れるというステップを踏んでいく。
国語もそうだが、「言語はとにかく慣れだ」という考えから問題を解きまくる人もいるが、それではあまりにも効率が悪い!
解く前に何が必要なのかを今一度チェックしてみよう。
オススメ長文読解解説型参考書③テーマ別 英文読解教室[新装版]
難関大学を目指すならこの英文読解教室は必読だ。
タイトルの通り様々なテーマの文章を読み込めるから、本番でどんな話が出ても対応できる自信がつく。
英文だけでなく文法の解説もあるからお得な1冊と言えるだろう!
特筆すべきは実際に入試問題として出されたものの中から良質なもののもを選んでいることだ。
がむしゃらに長文を読むのではなく、入試を意識して効率良く文章読解をできるようにしている。
受験科目を英語に絞れる人はいいが、他の科目にも時間を割かなければならない場合にほしい。
オススメ長文読解解説型参考書④読解のための英文法が面白いほどわかる本
英文法を理解しないことには読解は無理だ。
そこで、もう一度高校英語を復習する意味でも役に立つのがこの参考書になる。
SVOCの解説を4~5文で確認した後、確認問題と発展問題がある。ここでどれだけ理解できたかがチェックできるから便利だ。
この参考書の良いところは、使っている単語が中学英語という点。
単語がわからないから構文理解に時間がかかるというケースもあるが、その妨げをしないようになっているから構文に集中できる!
そのかわり語彙力は他で補わなければならないのは言わずもがな。
長文が苦手なキミに必要なのは読解力!
長文が苦手だというならば、必要なのは読解力だ。
それ自体はわかっているという人も多いだろう。問題なのは、それをどう身に着けるかだ。
その方法を具体的にしてくれたのが上記の参考書であろう。
読解力とは一朝一夕につくものではないが、それでも受験用に効率良く理解する方法はある。時間がない中でいかに効率良く勉強できるかも受験で大切な点だから、選ぶべき参考書も慎重にチェックしたい。
語彙力と文法理解とを並行しつつ、構文理解に注力しよう!
また、別パターンとして国語は得意なのに英語の長文は読めないというのなら、読解力は既に備わっているが英語の根本理解がそのレベルに達していないということになる。
文法理解に重点を置き、参考書にどのようにSVOCが振られているか確認してみよう。