慣れない間はどうしても目が滑ったり、時間がかかってしまうだろう。
英文の読解力を上げるためには、とにかくコツを掴むことが重要だ!
読解をするためのコツや流れなどを十二分に掴むことができれば、合格間違いなし。
そしてコツを掴むためには、やはり何度も問題を解き、復習を重ねることが必須となる。
今回は長文読解の参考書の中でも、演習型の参考書を紹介する。
ぜひ参考にして、英文の読解力を徹底的に上げてほしい!
【長文読解を鍛える】演習型参考書の特徴
『演習型参考書』は、その名の通り問題演習がメインとなる参考書だ。
言い換えてみれば、実践形式ともいえるだろう。
問題を解くことで実力をつけていくので、実際の試験にもそのまま生かすことができる。
しかし、基礎を身につけていなければ、これらの参考書の力を最大限に引き出すことは難しい。
ある程度基礎を身につけた上で、実践形式で知識の使い方を学ぶ。
そういった使用方法が、この形式の参考書には適切だろう!
【長文読解を鍛える】演習型参考書のメリット、デメリットは?
メリット
○実践形式なので力がつきやすく、試験でも生かしやすい
○何度も繰り返すことで定着しやすい
デメリット
×基礎が出来ていないと定着しづらい
×復習を怠ると結果が出にくい
オススメ長文読解演習型参考書①基礎 英語長文問題精講
250~400語の、質の良い英文が多く収録されている参考書。
難易度ごとに三段階にレベルが分けられており、自分の今の実力に合わせてじっくりと取り組むことができるだろう。
また、問題の幅広さも特徴だ。文法問題はもちろん、語彙問題や記述問題など、さまざまなタイプに対応している。
この一冊にじっくりと取り組めば、絶対に力が身につくぞ!
以下、この参考書を使用するにあたり、効果的な使い方を引用しておこう。
1.時間を設定し長文を解く。(15~30分)
2.答え合わせ
3.和訳を見ずに精読(ここで読めなかった単語・文章に印をつけておく
4.知らない単語・語彙・文法は解説書・辞書・文法書等でチェック
5.最後にもう一度英文を読む。(読む速さを意識しながら
以上のやり方は、ここで解説している他の参考書にも応用できるので、基本として心がけておくといい。
問題を解いて、答え合わせをして終わり!……ではなく、必ず、わからなかった単語や文章などをしっかりと調べて復習しよう。
日を置いて読み返し、復習した単語などが定着しているか確認することも必須だ。何度も繰り返し、完璧に読めるようになろう!
オススメ長文読解演習型参考書②英語長文問題精講
標準レベルから高レベルの問題まで、さまざまなテーマから60題が収録されている参考書。
ロングセラーを誇る参考書で、骨太な英文が多く収められており、英文的にも内容的にも非常に読み応えのある一冊になっている。
解説が少ないほか、長文の難易度は全体的に高めなので、基礎をしっかり固めてからじっくり腰を据えてチャレンジするべきだろう。
時間はかかるが、じっくりと長文と向き合う良い訓練になること請け合いだ!
オススメ長文読解演習型参考書③やっておきたい英語長文500
400~600語程度の英文が、20題ほど収録されている参考書。
シリーズに「やっておきたい英語長文300」と「やっておきたい英語長文700」などがあるが、受験対策には、この500が必須だ。
難しく感じたなら繰り返す。簡単だと思えるようになったら、700に挑戦して実力を伸ばせ!
300は簡単な単語が多く、比較的読みやすい。単語力がまだ圧倒的に足りないと感じたら、300を読んでみることも一つの手だろう。
長文や問題自体は基礎レベルで、非常に難しいというわけではない。
しかし、やはりそれなりの単語力は求められる。単語を習得してから臨んだ方がより効果が出ることは間違いない!
オススメ長文読解演習型参考書④新・基本英文700選
駿台から出ている参考書だ。この本には、これまで紹介してきた本と少し違い、長文ではなく短い英文が700題載っている。
昔から人気のある、ロングセラーの参考書だ。
短い英文だが、それぞれの一文に、しっかりと重要な文法や構文、熟語などが含まれている。
言ってしまえば、この700の例文全てを覚えてしまえれば、文法はもちろん、長文にも英作文にも応用できる。英語に怖いものはなくなること間違いなしだ!
解説が少なめという部分と、やはりこれも基礎が出来ていなければ十分活用できないという部分がネックではあるが、暗記に挑戦して損はないだろう。
長文読解力を鍛えれば、英語に怖いものはない!
英語の長文は避けては通れないが、点数をとれるようになると一転、大きな強みになること間違いなしだ!
というのも、実際の模試や入試において、基本的に英文読解は配点が大きい。読解問題をしっかりととれるかどうか、それが点数を左右すると言っても過言ではない。
単語や文法を覚えることも大切だが、実践として長文に触れることも必要だ!
後回しにしすぎず、しっかりと取り組むこと。
何度も読んでいくうちに、いつの間にかスラスラと、つまずくことなく長文が読めるようになっている自分がいるはずだ。
そうなれば、英語に怖いものはない!