駅弁大学という大学群はいったいどの大学を指す大学群なのでしょうか。日本中に数多くある大学群で、大学数もかなりの大学数となります。
どれくらいの大学が駅弁大学と呼ばれているのでしょうか。
今回は駅弁大学の基本情報、特徴を紹介していきます。
駅弁大学とは?
駅弁大学とはどの大学群?
駅弁大学とはいったいどの大学が当てはまるのでしょうか。これくらい多くの大学が該当します。
エリア別 | 大学名 | 大学数 |
北海道・東北エリア | 弘前大学、岩手大学、秋田大学、福島大学、山形大学 | 5 |
関東エリア | 茨城大学、宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学、千葉大学、横浜国立大学 | 6 |
中部エリア | 山梨大学、新潟大学、富山大学、金沢大学、福井大学、 信州大学、岐阜大学、静岡大学、三重大学 | 9 |
近畿エリア | 滋賀大学、神戸大学、和歌山大学 | 3 |
中国・四国エリア | 鳥取大学、島根大学、岡山大学、広島大学、山口大学、 徳島大学、香川大学、愛媛大学、高知大学 | 9 |
九州エリア | 佐賀大学、長崎大学、熊本大学、大分大学、宮崎大学、 鹿児島大学、琉球大学 | 7 |
合計 | 39 |
以上の大学となりました。全国各地の多くの大学がこの大学群に該当しております。
駅弁大学とは第二次世界大戦後に旧帝国大学を除いて設立された地方国立大学のことで、GHQ主導で1949年に50校程の新制国立大学が設置され、これにより1県につき1つの国立大学が設置されることとなりました。
しかし、当時のジャーナリストの大宅壮一氏が国鉄の急行の止まる駅ごとに大学があると皮肉を込めて駅弁大学という大学群ができたと言われています。
皮肉を込めてできた大学群とは言われていますが現在では各都道府県のトップ大学であり、レベルも低くなく悪い大学群ではないでしょう。
駅弁大学内の大学群
駅弁大学の中にも数多くの大学群があります。
こちらも紹介していきます。
大学群 | 大学 |
金岡千広 | 金沢大学、岡山大学、千葉大学、広島大学 |
5S | 埼玉大学、信州大学、静岡大学、滋賀大学、新潟大学 |
STARS | 佐賀大学、鳥取大学、秋田大学、琉球大学、島根大学 |
5山 | 山形大学、富山大学、山口大学、山梨大学、和歌山大学 |
旧六 | 千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学 (戦前に作られた国立の単科医科大学の総称) 医学部内では旧帝国大に次ぐレベル |
この5つの大学群も駅弁大学の中に含まれている大学群となっています。多くの大学が含まれていることがよくわかります。
駅弁大学の偏差値
駅弁大学の偏差値とは具体的にどれくらいなのでしょうか。
各エリアごとに偏差値を見ていきたいと思います。
大学名 | 偏差値帯 |
---|---|
弘前大学 | 51〜70 |
岩手大学 | 50〜67 |
秋田大学 | 50〜68 |
山形大学 | 49〜68 |
福島大学 | 52〜54 |
大学名 | 偏差値帯 |
---|---|
茨城大学 | 49〜57 |
宇都宮大学 | 52〜60 |
群馬大学 | 51〜70 |
埼玉大学 | 56〜62 |
千葉大学 | 59〜72 |
横浜国立大学 | 62〜67 |
大学名 | 偏差値帯 |
---|---|
山梨大学 | 50〜56 |
新潟大学 | 52〜71 |
富山大学 | 52〜69 |
金沢大学 | 57〜70 |
福井大学 | 50〜68 |
信州大学 | 54〜70 |
岐阜大学 | 55〜71 |
静岡大学 | 54〜61 |
三重大学 | 56〜72 |
大学名 | 偏差値帯 |
---|---|
滋賀大学 | 57〜61 |
神戸大学 | 60〜72 |
和歌山大学 | 54〜58 |
大学名 | 偏差値帯 |
---|---|
鳥取大学 | 50〜71 |
島根大学 | 48〜71 |
岡山大学 | 57〜70 |
広島大学 | 58〜71 |
山口大学 | 52〜69 |
徳島大学 | 52〜68 |
香川大学 | 51〜71 |
愛媛大学 | 52〜69 |
高知大学 | 50〜68 |
大学名 | 偏差値帯 |
---|---|
佐賀大学 | 51〜68 |
長崎大学 | 52〜71 |
熊本大学 | 54〜70 |
大分大学 | 50〜70 |
宮崎大学 | 48〜70 |
鹿児島大学 | 52〜70 |
琉球大学 | 48〜69 |
以上となっております。
医学部のある大学は偏差値帯が高くなっている大学が多くなっております。しかし、入りやすい学部も多いことから狙い目となる学部も各大学でもあることでしょう。
駅弁大学という大学群の特徴
東北エリア
弘前大学の特徴
青森県弘前市にある国立大学で、医学部を含め5学部で構成されている大学となっています。
1949年に青森師範学校、青森医学専門学校、弘前高等学校など5校を母体に弘前大学が設立されました。
北海道・東北出身の学生が多いのが特徴で、その中でも北海道出身者で弘前大学を志望し海を越える学生も一定数おります。
医学部は特に放射線医療の環境が充実しております。これは県内に原子力関連施設を有していることとも関連しており、教育環境、施設も高度な施設を有しています。国家資格の合格率も高い大学となっているため、質の高い教育が受けられる大学であると言えるでしょう。
岩手大学の特徴
岩手県盛岡市にキャンパスがある国立大学であり、教育学部、人文社会科学部、農学部、理工学部の文理2学部の計4学部がある総合大学となっております。
大学の理念として、真理を探究する教育研究の場として、学術文化を創造しつつ、幅広く深い教養と高い専門性を備えた人材を育成することを目指すとともに、地域社会に開かれた大学として、その教育研究の成果をもとに地域社会の文化の向上と国際社会の発展に貢献することを目指す。ことを理念としております。
東日本大震災があったことから震災復興に取り組んでいる大学であり、釜石市にサテライトを設置し復興活動の拠点にしております。
農学部の前身である盛岡高等農林学校の卒業生には宮沢賢治がおり、イーハトーヴ基金という支援制度の名前として現在も使われております。
サークル活動、クラブ活動も多数あり、145の部活動、クラブ、サークルが活動しており、文化系、運動系ともに活発に活動しております。
秋田大学の特徴
秋田県秋田市にある国立大学で、全部で4学科を有しています。
学生第一を大学のモットーとしており、世界と実学を見据えた教育を行う大学でもあります。
全国トップクラスの学力である教育の学ぶ教育学部、シミュレーション教育を行う医学部など各学部ともに実学を学べる環境となっております。
その結果、就職に強い大学であり、人事担当者の採用評価では東北・北海道地区では東北大学、北海道大学に次ぐ3位で、全ての学部で就職率が100%という数字となっております。
さらに採用を増やしたい大学という採用評価もあることから、企業評価も高い大学であると言えます。
山形大学の特徴
山形県山形市にある国立大学であり、医学部、工学部など計6学部がある総合大学となっております。
県内に4つもキャンパスがあることから勉強に集中できる落ち着いた環境となっている大学です。
就職率の高さが大学の強みで、理学部、医学部は100%、それ以外の学部も99%と極めて高く、また、多くの学生が県外での就職をすることも特徴です。学内での就職サポートがしっかりしている大学であると言えます。
地元での評判も非常に良い大学で、地元での就職でも高い評価をアドバンテージに就職活動をすることが可能でしょう。
福島大学の特徴
福島県福島市にある国立大学です。
震災の影響もあり、教育方針を大きく変え、問題解決を基盤とした教育に転換した大学です。全学年の少人数教育などを通じて問いのない問題にチャレンジしていく大学となっております。
東北での就職に強い大学であり、就職率も97%近くと非常に高い就職率を誇る大学となっております。
学内行事、サークルなども活発に行われているため、非常に楽しい大学生活を送ることができるでしょう。
関東エリア
茨城大学の特徴
茨城県水戸市にメインキャンパスがある大学で、そのほかにも農学部は阿見キャンパス、工学部は日立キャンパスで学生生活を送ります。
各学部で取得可能な教員免許の他にも多くの資格取得が可能であり、それぞれの専攻した内容を学ぶことが可能です。
建物が国立大学ですが綺麗であり、学生も易しい学生が多い大学となっております。
自分自身の進みたい道が決まっている学生には非常におすすめであると言えるでしょう。
宇都宮大学の特徴
群馬県宇都宮市にある大学で、宇都宮市内にある2つのキャンパスで学生生活を過ごしていく大学です。
近年人事担当者からの評価が上がっている大学となっており、日経新聞と日経HRが実施したアンケートの『企業の人事担当者からみたイメージ調査』で全国20位、採用を増やしたい大学では全国3位となっており、人事担当者からの評価が非常に高いと言えます。
各学部ともに就職率は100%近く、学生3人に教員1人の割合で教員数がいるため距離感も遠すぎず、近い距離感できめ細やかな学生生活を送ることができます。
他学部との交流も盛んに行われており、多くの方と仲良くなることも可能でしょう。
群馬大学の特徴
関東にあるため、関東地方を中心に学生が集まってきます。
自然が豊かなキャンパスであり、東京に近いアクセスでありながら落ち着いた環境で勉強に励むことができます。
真面目な学生が多く、一生懸命に自分の専攻した内容を学んでいる学生の多い大学です。
学部は全部で5学部あり、その中でも医学部が看板学部となっております。
医学部では、重粒子線施設では世界有数の施設を有している大学となっています。大学附属の施設としてはドイツのハイデルベルク大学に次いで世界で2番目です。これはがん治療に利用できるもので、従来の外科的治療、化学療法だけではなく重粒子線を使った治療法も使って、さまざまなアプローチで治療を行うことができます。
そのため、がん治療に関して世界最先端の研究ができると言えるでしょう。
埼玉大学の特徴
埼玉県さいたま市にキャンパスがあり、教養学部、教育学部も含めて5学部を有する大学となっております。
専攻して学んでいくのは2年次からで1年次は同じキャンパスで一般教養を含めて多くのことを学んでいくこととなります。
地域貢献事業を数多く行っている大学であり、サッカーチームの浦和レッズ、大宮アルディージャと協定を結び新しい共同活動も行なっております。
また、国際交流も盛んに行なっている大学であるため、英語を学びたい学生にもおすすめとなっております。
千葉大学の特徴
千葉県千葉市にあり、都心に近いことから人気のある大学です。旧官立大学の一つであり、1949年に新制の国立大学として発足しました。
キャンパスは千葉県内の4ヶ所に点在しており、千葉市稲毛区の西千葉キャンパスがメインとなっています。
学部は大学発足当時は5学部でしたが、現在は10学部あり、大学院も11研究科で構成されています。特徴的な学部・学科が多いことでも知られています。国際教養学部、法政経学部、園芸学部、看護学部は国立大学で唯一、千葉大学に設置されています。
また、入試制度が特徴的なことでも知られており、飛び級制度を1998年に日本で初めて導入し当時非常に話題となりました。さらに、2014年には『先進科学プログラム』を国立大学で初めて開始しており、高校2年生が通常より1年早く大学に入学できる飛び級制度となっております。
さらに、大学内で国際化を推進しており、2012年に「千葉大学国際化の方針ーグローバル・キャンパス・千葉大学」を制定しました。
横浜国立大学の特徴
神奈川県横浜市に所在する国立大学です。1949年に4つの旧制官立教育機関を母体として設置されました。
横浜市内中心地にも近く、全国的に人気のある大学となっています。
また、『横国』の愛称で親しまれていますが、横浜市に横浜市立大学があるため、横浜市周辺の方は区別するために『国大(こくだい)』と呼ぶ人もいるようです。
キャンパスは横浜市内にあり、全学部が授業を行う常盤台キャンパスは起伏が激しいことでも知られています。
学部は経済学部、経営学部、教育学部、理工学部、都市科学部の5つの学部で構成されています。教育学部と都市科学部は2017年に設置された新しい学部となっています。
看板学部は経営学部で大学内でも一番偏差値が高くなっております。
また、経営学部は東日本の国立大学で唯一横浜国立大学にあることでも知られています。
中部エリア
山梨大学の特徴
山梨県甲府市にある大学で、教育学部、医学部など4つの学部のある大学となっております。
授業カリキュラムが非常に専門的であり、それぞれの学部から専門的に専攻した内容の道に進んでいく学生が非常に多いことが特徴です。
自然豊かな大学で、落ち着いた雰囲気のキャンパスであるためのどかな環境で勉強に取り組むことができる大学であると言えます。
山梨の特産品であるブドウから作られるワインの研究をできるワイン科学特別コースというものもあり、専門的なワインの製造技術などを学ぶことも可能です。
新潟大学の特徴
新潟県新潟市にある国立大学で、地元企業の就職に非常に強いことから地元新潟では非常に人気のある大学となっております。
教養科目、専門科目がないため、どの学部に在籍していても別の学部で学ぶような学問を学ぶことが可能で、多岐に渡った学習が可能な大学となっております。その結果、多角的な学習が可能となり、多くの分野のことを知ることができるのは強みとなるでしょう。
2年次より専攻内容を決めることができるため、1年間は専攻内容を決める猶予があること、実習の設備、学習設備も充実しており、学習できる環境が整っている大学であるとも言えます。
文系は公務員、金融保険業への就職、理系は大学院等への進学が大半を占めておりますが、就職率は99%を超えており就職に強い大学であると言えるでしょう。
富山大学の特徴
富山県富山市にある国立大学で、9つの学部を有する総合大学です。
履修システムが多様性に富んでいることから他の学部の内容も履修が可能ですが、その一方で分野に特化した実践的な講義もあるため、即戦力となるべく学んでいくことが可能な大学でもあります。
これに加えて夜間コースもあるため、昼は働きながら夜間に通うことも可能であり、社会人の方でも仕事終わりに通うことが可能となっております。
県内唯一の国立大学であり、地元でも人気の大学であるため富山県で就職したい学生にはおすすめの大学でしょう。
金沢大学の特徴
石川県金沢市にある国立大学で、北陸地方ではトップの大学として知られています。また、北陸地方では人気、偏差値ともにトップの実績でもあります。
学部ではなく学域という制度を導入していることも特徴の一つで、入学後に専門的に学ぶ学域を選択することができる大学です。
旧六医大としても知られており、医療系が強い大学としても有名でもあります。1862年の種痘所が由来とされているとのことから歴史と伝統のある大学として知られています。
国内で歴史と伝統のある医療研究機関であり、地域医療、国際的に活躍できる医師の養成に力を入れています。
そのために英語教育にも力を入れており、英語による実習、医療面接なども行う大学でもあるため、国際的に医学に従事したい方にはおすすめです。
福井大学の特徴
福井県福井市にある国立大学で、3つのキャンパスにそれぞれ分かれて学生生活を送っていきます。
大学通信調べの本当に強い大学ランキングで国公立大学の中では1位となりとても就職に強い大学であると言えます。
就職サポートに強いこと、企業とのパイプが強いことが理由としてあり、その結果就職に強い大学という評価にもつながっております。
研究施設も大変充実しており、敦賀キャンパスは附属国際原子力工学研究所という正式名称であり、原子力に関して先進的な研究が行われております。工学部の中でも原子力安全工学コースに進んだ学生のみが使うことができるキャンパスとなっております。
就職サポートは特に力を入れており、その様子は実話を元にしたドラマとしてNHKでも放送されました。
信州大学の特徴
長野県松本市の中心部にキャンパスがあり、生活の便も良い立地となっています。
医学部は松本市が比較的高地にあることから全国で一番標高の高い医学部と言われています。
きめ細やかな教育を受けることが可能で、皮膚縫合、採血などのシミュレートのほか、気管切開、乳がん検診など専門的なトレーニングの設備も充実しております。
この設備自体は常備開放されており、練習をしたいときに予約さえすればすぐにできるという環境があることは非常に魅力的です。
今後、国家資格試験の際に実技試験を導入する可能性もあるため、大学のうちから取り組める環境が既にあることは非常にメリットとなるでしょう。
教育にも豊かな自然を活用しており、自然と調和したエコキャンパス作りを目指したり、周辺の環境を活かした実践教育を行ったりしています。
岐阜大学の特徴
岐阜県岐阜市にキャンパスがある大学です。全部で6学部を有しており、新しく社会システム経営学環が設置されました。
この学部は学部の枠にとらわれずに学習していくスタイルを取る学部になり、実践能力を持った人材の社会への排出を目指しています。
就職事情としては、地元の公務員、教員になる方が多いことと、愛知県が近いことから名古屋市内の企業、また、トヨタ関連企業に勤める方も多くいます。
地元エリアでの就職を考える学生にはこちらの大学は最適でしょう。
静岡大学の特徴
静岡県静岡市にメインキャンパスがあり、浜松キャンパスとの2箇所6学部で運営しています。
東京、名古屋にそれぞれ近いことからアクセスもよく遊びに行く場所にも困ることなく過ごすことが可能です。
どちらのキャンパスも運動場、体育館、図書館などの施設が充実しており、サークル、部活動もしやすい環境であると言えます。
就職率も非常に高い大学であり、静岡県内での就職を考える学生には非常におすすめでしょう。
三重大学の特徴
三重県津市にある大学で、三重県内唯一の国立大学となっております。
そのため地元での評判も非常に高く、自然豊かなキャンパスで過ごすことができる大学です。
交換留学の制度が充実しており、サポートもしっかりと行なってくれております。大学の学費さえ払えば留学先の大学の学費が免除となる制度があり、留学中の単位も大学の単位として認められております。
そして医学部では国際的な医療に触れることができ、海外臨床実習などで国際的な医療に触れることも可能です。
関西エリア
滋賀大学の特徴
滋賀県彦根市にある国立大学で、彦根市と大津市にキャンパスを構えています。
滋賀大学の特徴としてデータサイエンス学科を新しく2019年より導入しております。
社会調査士、統計検定など多くの資格取得が可能であり、海外への留学で学んでいくことも可能です。
また、経済学部にファイナンス学科があることから金融関係の就職に強い大学となっています。
教員に関しても教育学部があることから教員就職にも強く、全国1位の教員就職率を誇る大学でもあります。正規採用者数は50%を超えており、教員志望の学生には大きな魅力となるでしょう。
神戸大学の特徴
兵庫県神戸市にキャンパスがあり、非常に偏差値の高い大学となっております。
学期が二学期ではなくクォーター制と呼ばれる四学期制であり、一学期の間で留学やインターンに行くことも可能です。
神戸にある大学ということでおしゃれなイメージそのままに六甲第一キャンパスも非常におしゃれで国の登録有形文化財に登録されております。
経済・経営に強みがあり、元々三商大と呼ばれていたことからも古くより経済に強みがあったと言えます。
和歌山大学の特徴
和歌山県和歌山市にある国立大学で、緑に囲まれたのどかな土地にある大学となっております。
講義自体は多くはないものの、地域に密着した講義が多く、地元についての講義が多数あります。
観光学部が看板学部で、国立大学に観光学部を設置しているのは和歌山大学のみとなっております。
大阪からも通学可能な距離であるため、大阪から通っている学生も多数います。
中国・四国エリア
鳥取大学の特徴
鳥取県鳥取市にある国立大学で、医学部は米子市に設置されています。兵庫県の隣にあるため、兵庫・大阪から来る学生も多くおります。
海外研修制度が充実しており、夏季休業中での短期留学が推奨されています。海外に留学した際の海外での臨床実習、研究参加も行うことも可能です。
海外からも留学生を受け入れており、国際的な医療人の育成に力を入れている大学であると言えます。
また、基礎手話という講義もあり、手話での医療面談ができるようになることを目標としております。
どのようなバックグラウンドを持つ方でも変わらない医療レベルを提供するために、技術を身につけておくことは非常に重要であるとの考えの下、行われています。
その他にもチーム医療を行うための実践的な学習も設けられています。
島根大学の特徴
島根県にある国立大学で、松江市、出雲市にキャンパスがある大学です。
医学部を含め6学部を有している大学であり、非常に幅広い学問分野を網羅しています。
学部の壁を越えて広く連携する教育体制が整っているので、どの学部に所属していても、人文・社会・自然科学のあらゆる授業が受講でるという特色があります。
また国際交流にも力を入れており、アジアを中心に留学・国際交流の制度が整っています。
岡山大学の特徴
金沢大学と同じく旧六医大であり、医療系の薬学部、医学部、歯学部などの学部が強みとして知られています。
それ以外にも多数の学部あることから文系の学部も充実しており幅広い学問に対応している大学であると言えます。
広島大学とライバル関係にあり、中国・四国地方のトップを競う大学となっています。
学部数の多い大学で、全部で11学部も学部があり、強みである医療系以外にも多くの学部があることから多くの分野を学ぶことが可能な大学です。
岡山県の中心地近くにキャンパスがあるため、買い物、生活に困らない場所にあることも特徴と言えるでしょう。
広島大学の特徴
中国・四国地方のトップ大学を岡山大学と争っております。旧官立大学であることから歴史と伝統のある大学の一つです。
看板学部が教育学部で、教育学部の評価が特に高い大学で、教育学部は中学、高校だけでなく、特別支援学級、小学校、教育心理、日本語教育と多数の教育分野を学ぶことが可能です。
日本でも数少ないスーパーグローバル大学に指定されている大学であることから留学プログラムが多くあり、外国語の教育、国際的に活躍できる人材の育成にも力を入れています。
医学部、歯学部もあることから、文系理系問わず多くの学問を学ぶことが可能な大学となっています。
特に医学部では関連の病院も多く、卒業後も様々な病院で活躍しているのが特徴で、学生の支援に関してもデジタル支援が特に手厚く、金銭的に購入が厳しい学生には無料で貸与も行なっているほどで、手厚い支援を進めている大学です。
山口大学の特徴
山口県山口市にキャンパスがあり、全9学科ある大学となっております。
全ての学部で学生へのサポートをしっかりと行なっている大学で、公務員に進みたい方、医師になりたい方など様々な道に進むことが可能となっております。
また、山口大学おもしろプロジェクトというプロジェクトがあることが特徴的で、学生グループに夜独自の自主研究の活動に大学側より資金援助するプロジェクトとなっております。
これは2005年に文科省によって特色ある大学教育支援プログラムにも採択されており、特徴的な活動であると言えるでしょう。
また、大学前にバスも止まることからアクセスもよく通学することが可能です。
徳島大学の特徴
徳島県にある国立大学で、進学者のほとんどが四国出身者となっております。
国公立大学の中でも理系に強く、青色発光ダイオードを発明した中村修二さんの出身校でもあります。
このように、研究活動に関しては熱心に行っており研究機関として充実している大学となっているため、一般企業への就職にも強い大学となっております。
就職先も大塚製薬の関連企業、三菱電機関連企業、徳島県内の有力企業など大手企業、有力企業の就職をする方が数多くいます。
地元である徳島、四国の評判も非常に良い大学であると言えるでしょう。
香川大学の特徴
香川県高松市にある大学であり、四国の国立大学で唯一経済学部、法学部を有する大学となっております。
文系学部では少人数教育によって一人一人をサポートし、理系学部では3年次より実習、研究室に配属と専門分野をより深く学ぶことができる大学となっております。
就職率も極めて高く大学内全体では97%と就職率も非常に良い大学となっております。
また、地元有力企業だけでなく、全国でも名が知られている大手企業での就職をする方もおり、就職先も非常にいいことがわかります。
愛媛大学の特徴
愛媛県松山市にキャンパスがあり、全7学部を有する総合大学となっております。
夜間コースもあることから、社会人の方でも学ぶことが可能となっております。
キャンパスは3箇所あり、主要キャンパスは松山市にある城北キャンパスとなっております。
愛媛県内での就職が多いことから、地元で就職したい方には非常に最適の大学であると言えるでしょう。
入学前にあるイベントなどで友人を作る機会も多く、サークルも多くあることから友達作りも容易に行うことができるでしょう。
高知大学の特徴
高知県高知市にある国立大学で、敷地内に空港がある大学と言われております。
これは物部キャンパス付近で太平洋戦争の際に海軍航空隊が駐屯していた場所であったためで、その後高知空港となったことから敷地の一部を高知大学が保有しているという経緯からそう呼ばれています。
6学部を有しており、四国地方での就職に強い大学であると言えます。四国の有力企業、県庁などの官公庁への就職が多く、幅広く様々な進路を進んでいることがわかります。
地域活性化を学ぶ地域協働学部や、農学、海洋科学を学ぶ農林海洋科学部といった特徴的な学部もあり、専門的に学ぶことができそうです。
九州エリア
佐賀大学の特徴
佐賀県佐賀市にある国立大学で全部で6学部ある大学となっております。
大学内に様々な施設があり、歴史文化を学べる地域学歴史文化研究センターというものや、生物資源科学、環境安全、危機分析を総合的に実験できる総合分析実験センターなど充実した施設があり、さらに大学内に美術館もあることでも知られています。
留学制度も1ヶ月の短期留学から、1年間の長期留学まであり、その留学の際の単位も学内審査を経て認定されることから単位においても心配は必要ないでしょう。
また、就職率も極めて高く、2020年には4学部で就職率100%を達成し非常に就職率も良いことがわかります。
地元での評判も良いため、地元で就職したい方にはおすすめの大学となっています。
長崎大学の特徴
長崎県長崎市にある大学で、水産学部があるという特徴的な大学となっております。
水産学部では臨海実習という実習もあり、海洋生物科学、海洋環境科学などについて専攻して学ぶことができる大学となっています。
観光地が多い長崎なだけあり、大学の近くに観光名所も多くあるため観光に出かけることも可能です。
また、他文化社会学部にはオランダ特別コースというものもあり、オランダについて学ぶ長崎ならではの学部もあります。
歯学部でも離島実習があり、長崎ならではの特徴をより学ぶことができる大学であると言えるでしょう。
熊本大学の特徴
熊本県熊本市にある大学であり、地域貢献、国際貢献を目的に日々学問に励む学生が多い大学です。
留学生も多いことから多くの国の学生と国際交流を図ることも可能であり、様々な文化を学ぶことも可能です。
また、看板学部である医学部の大きな特徴は1年生から基礎科目に加えて、専門課程も履修することができます。
もう1つの特徴は、「柴三郎プログラム」と呼ばれる研究医養成プログラムです。次世代の北里柴三郎を発掘し、養成するための最先端のカリキュラムを構築しており、地元の進学校から根強い人気がある医学部です。
柴三郎プログラムは、医師としての技術・知識だけでなく、課題解決に向けた思考力や判断力を養うことができるようにしていくことも大きな取り組みの1つと言えます。
大分大学の特徴
大分県にある国立大学で、全部で4学部ある大学となっています。
教育学部は小学校教員に、経済学部は宅建、公務員に、理学部は建築関連の資格取得に、医学部は医師、看護師、保健師に、そして福祉保健科学部は理学療法士、社会福祉主事などに進む方が多く、それぞれの学部で強みを持っている大学です。
特に教員採用では正規採用は全国屈指であり、教員になるために大分大学の附属小学校、中学校等で教育実習、教育研究を行うことができます。
留学生も多くおり、国際交流も可能な大学となっているため、自分自身の学びたい内容に加えて、交流を図ることも可能な大学となっております。
宮崎大学の特徴
宮崎県宮崎市にある国立大学で教育学部、農学部、地域資源創成学部、工学部、医学部の5つの学部があります。
農学部では農場、牧場を使った実践的な実習を行っている特徴的な試みを行なっております。学科も獣医学、海洋生物環境学など6つの学科に細かく分かれており、それぞれの分野で専門的な人材を輩出するべく育成を行なっております。
就職状況は非常に高い大学で半数近くの学部で100%と極めて高い就職率を誇っています。
宮崎で働きたい学生、宮崎で育って宮崎で学びたいという学生にはおすすめの大学でしょう。
鹿児島大学の特徴
鹿児島県にある総合大学ですが、町の中心部にあることからアクセスの良い大学となっております。
理系学部の充実した大学でありますが、日本で3大学しかない法文学部がある大学としても知られています。
法律、文学、経済を学ぶことができる大学で、それぞれが分かれている大学が多い中、3つのことを学ぶことができるのはbん系学生にとっては大きなメリットでしょう。
また、医学部では医学教育の国際認証をいち早く取得した大学であり、世界基準の教育が受けられる大学となっています。
離島、僻地での地域医療実習が非常に充実した医学部であり、これは鹿児島県には離島が多いことと関連していると言えます。地域医療実習というものに加えて、離島実習も行われており現場の医師とともに行動しながら実際の離島での医療を学ぶことが可能です。
また、3、4年次に行われる臨床カリキュラムでは一つの科目を数週間学び、その後テストを行うため知識の定着、理解の向上を図ることが可能です。他の大学では学期末の試験でまとめて行うことが一般的であるため、それぞれの知識をしっかりと定着させることができます。
琉球大学の特徴
沖縄県中頭郡西原町にある沖縄県唯一の国立大学です。県外出身者も多くおり、沖縄への憧れから琉球大学に進学する学生も数多くおります。
沖縄の歴史、文化、自然環境について共通教育で学んでいく科目も開講しています。そして、第2外国語ではタイ語、ベトナム語を学ぶことができることも他の大学にはない大きな特徴です。
卒業生には地元有力企業で中枢を担う方もおり、琉球大学出身ということは沖縄県では大きなアドバンテージとなってきます。
沖縄で生活してみたいと考える学生にとっては非常にいい大学となっているのではないでしょうか。
駅弁大学の就職状況
非常に就職率の良い大学ばかりであり、特に地元地域での就職に強い大学が多いです。
大学によっては就職率100%という大学もあり、非常に就職率の良い大学も数多くあります。
この大学群の大学の中には県内で1つだけの国立大学という大学も多く、長年地元で愛されてきた大学ばかりであることが伺えます。
自分の育った地域で貢献したい、いった大学の地域で働きたいと考える学生には非常に良い大学群なのではないでしょうか。
まとめ
今回は駅弁大学という大学群についてまとめていきました。
日本各地にある大学であることから、全国各地の大学が登場しましたが、どの大学も地元での評判、就職後の企業先の評判が良い大学ばかりでした。
真面目に勉強に励みたいという学生にはおすすめの大学群となっております。
ぜひこれを読んで検討してみてくださいね。