政治経済学部とはみなさんご存知でしょうか。経済のこと?政治のこと?を学ぶのかな?など具体的なイメージが湧かない人も多いかもしれません。
どの大学にあって、どのようなことを学び、そしてどのような就職先に進んでいくのでしょうか。
今回は政治経済学部について詳しくご紹介していきます。
政治経済学部とは?
政治経済学部とは?
政治経済学部とは政治学、経済学を絡めながら社会科学について学んでいく学部となります。
抽象的であるため、身近な話で例えてみましょう。
政治学の場合はどのような政治が必要か、政治家の言動がどのような影響を与えるか、政治家の言動が影響を与える社会における状況は何なのか。などを政治学では学んでいきます。
経済学では、国内、世界でのお金の回り方、景気変動について、人々の消費行動を学んでいく学問となります。
政治経済学の成り立ちとしては近世ヨーロッパが起源で、政治、経済を絡めて社会を研究していくこととなったと言われています。
当時の欧州は国家が経済を支配しており、市民にも経済活動の自由の保障を求める動きが出てきた頃となります。その結果、政治、経済は切り離せないものであるという考えから政治経済学が誕生しました。
こういった経緯から、政治、経済をセットに追求していく学問となります。
その一方で、政治学、経済学のみを専攻していく大学、学科も増えてきており、どちらか一方を学ぶのかどちらも学ぶのかについてみてみた上で大学選びの際は選んでみてくださいね。
政治学とは?
政治学
政治学とは先述した通り政治について学んでいきますが、社会制度の基礎となる枠組みを決めていくことが政治であり、政治理論、政治の歴史、公共政策、国際政治などを総合的に学んでいくのが政治学となります。
少子高齢化、介護福祉の問題や、紛争、難民などの国際問題まで、幅広い研究を行なっていきます。
また、国家の統治を行う上での。国を治める仕組みや制度についての比較をしたり研究を行なったりしていきます。
経済学とは?
経済学
経済について学んでいく学問となります。
経済活動といって衣食住などのお金を生きていく上で使っていくことにおける、お金の仕組みを学んでいきつつ、歴史なども絡めつつ学んでいくこととなります。
ミクロ経済学、マクロ経済学の2つを研究していき、ミクロ経済学では個人、企業の経済活動について、マクロ経済学では国家レベルの経済についてを学ぶこととなります。
経済活動について様々な角度から考えていくことで詳しく学んでいく学問となっております。
政治経済学部の有名な大学とは?
1.早稲田大学 政治経済学部
早稲田大学
名門として知られており、日本の政治経済学の中では1番の難易度となります。
卒業後は民間企業で活躍するだけでなく、実業家、ジャーナリストとして活躍する人も多くおります。
代表的な卒業生として、ユニクロの柳井正会長、野田佳彦元首相などが代表的な卒業生となります。
2.明治大学 政治経済学部
明治大学
早稲田大学の次によく知られている大学となるでしょう。
国家公務員へと進む方が多くみられますが、上場企業などの大企業へも就職する方が多い学部となっています。
有名な卒業生として、サッカー日本代表の長友佑都選手、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんなどが政治経済学部の卒業生となります。
3.青山学院大学 国際政治経済学部
青山学院大学
青山学院大学は国際政治経済学部という名で政治経済学を学ぶことが可能です。
国内だけでなく、国際事情も踏まえた上での専攻となってきます。
有名な卒業生として、フジテレビの三田友梨佳アナウンサーなどがいます。
政治経済学部の学生の就職先とは?
政治経済学部の学生の就職業種
政治経済学部の学生に多い就職先として、公務員、金融業界、ガス会社、JR、製造業、情報通信業など多岐に渡った就職先となっております。
メガバンク、上場企業への就職も多くあり、政治学、経済学を学んでいることもあり、就職の際も有利に進めていくことが可能な学部と言えます。
政治経済学部の就職先は幅広く、多くの業種に就職できる可能性がある学部と言えるでしょう。
まとめ
政治経済学部という学部についてまとめていきました。
政治学、経済学について学んでいくことができ、政治学と経済学を別に学ぶ大学、両方学んでいく大学とそれぞれの大学で違いがあるので、自分自身でも調べた上で大学を選ぶのが良いでしょう。
政治、経済を絡めて社会を研究していくこと学問であり、社会に出ても活きる内容の多い学部となっております。
政治経済学部という学部自体が多くないですが、政治学部、経済学部という学部は多くあり、どちらかを先行することも可能です。
政治経済学部についての受験を検討している方は、ぜひこれを読んで検討してみてくださいね。