人文社会学部とはいったいどのような学部でしょうか。イメージがわく方は多くないかもしれませんね。
社会について学ぶのか?それとも、人文科学について学ぶのかな?など想像が数多くなる学部になるかと思います。
果たしてどのようなことを学ぶ学部になるのでしょうか。そして、就職先、業種はどのような仕事に就くことが多いのでしょうか。
今回は人文社会学部について詳しくご紹介していきます。
人文社会学部とは?
人文学とは?
人文学
人文学とは、人間を学ぶ学問です。人間についてだけでなく、文学、哲学、言語学など、人が生み出すもの、分野についても研究をしていく学問となります。
人間とはなんなのか、人間性とはということについて多種多様な学問を通じて学んでいき研究していくこととなります。
コミュニケーションの能力を磨いたり、文化を理解していくことも行うことで、実践的な知識だけでない教養なども学んでいくこととなります。
人文学を学ぶことで教養を身につけ、豊かに生きていくことができると言えるでしょう。知識を詰め込むことだけではなく、自分で考え行動し、さまざまな知識を身につけることが可能です。
人として生きていくための学問として必要な学問であると言えるでしょう。
社会学とは?
社会学
社会学とは簡単にいうと社会の研究をする学問です。社会生活内での人間同士の関係のあり方、仕組みを探っていく学問となります。
個人と個人、集団と集団、集団と個人のように人間同士について探り、社会が何を構成しているのか、身近な友人から、国家まで幅広く対象としていき、人間と社会の関わり方を明確にしていくこととなるため、秩序を研究していく学問であるとも言えます。
研究を進めていく際には現実の社会状況を調べていく実習もあります。人口の割合といった統計学と絡めていくことも多くあらゆる方法で研究を行なっていく学問となります。
社会の集団、社会関係が研究対象となり、離婚問題、非行問題、戦争などの大きな問題についても研究していくこともあります。
社会の情勢などによって研究結果が変化していくことも大きな特徴であると言えます。
人文社会学部で何を学ぶの?
人文社会学部では、以下のことを大きく学んでいきます。
1.文学
国文学を学ぶケースもあります。西ヨーロッパ、アジア圏で国文学の研究が活発になってきております。
人文学と絡めて学んでいくことが多くなります。
2.史学
歴史を学び、過去の文書、遺跡、歴史的建造物などから社会の構造を探っていきます。
社会構造を明らかにして、過去の人間が行なってきたことについて学んでいく学問となります。
3.哲学
生きるということはなんなのか、などの生き方について研究していきます。
答えの出ない学問ではありますが、社会学、人文学と絡めて研究していくこととなります。
4.心理学
人間の心の動き、行動などのメカニズムを研究していくこととなります。
人間性などが人間の心理にどのように影響していくのかなどのメカニズムを人文学、社会学を絡めて研究していきます。
5.教育学
教育と社会学、人文学を交えて学んでいきます。人間と社会の関わりを深く掘り下げていき、社会に貢献できる人材を育成するために教育のあり方を学んでいきます。
人文社会学部で有名な大学は?
1.一橋大学 社会学部
一橋大学
国立大学の中でも唯一設置されています。
社会学部の中でも日本最古の学部であり、社会科学に関わる広い領域をカバーして学習、研究を行なっていきます。
そのため、社会学に限定せずに学ぶことが可能で、広い分野について学んでいくことが可能です。
2.立教大学 社会学部
立教大学
社会学だけでなく、語学なども学んでいきながら国際社会について学んでいくことができるのが特徴となります。
グローバルな教養人を育成していくために少人数で講義、研究を行なっていきます。
社会学の範囲も多岐に亘り、家族、LGBTといった社会学から、国際的な社会学までさまざまな内容について学んでい句ことが可能です。
3.東京外国語大学 国際社会学部
東京外国語大学
共通履修で世界の諸地域の政治、経済、文化などの歴史的背景の専門知識を深めることが可能な大学となります。
1、2年で専門分野を選びながら学んでいくことが可能で、3年よりコースとして専門的に学んでいく進め方になってきます。
4.同志社大学 社会学部
同志社大学
人間と社会の関わりを学んでいくことを志しており、少子化、ニート、LGBT、世相などの多くの社会問題を解決するべく愛情、理論、実践を持って取り組んでいます。
グローバル化、情報化に対応するべく実践力をつけていくために教育文化、メディア、社会福祉、社会、産業関係のどれかを深く研究していき、自分の興味を広げていくことが可能な大学となります。
社会学部の就職先は?
社会学部の就職事情とは?
金融、メーカー、コンサルなどの一般企業への就職が多くおります。
文系であるため、経済、経営などの他の学部との就職差はあまりあるとは言えません。
就職時の優遇、不遇を気にすることがあるのであれば偏差値が高い大学に進む方が良いでしょう。
まとめ
社会学について今日はまとめていきました。
人文学、社会学を学びつつ、教養を見つけたり、人間同士のあり方や仕組みを学んでいける学問となります。
人として生きていくために、ということについて研究をしていくことから答えがない学問で社会との関わりなどについても学んでいくこととなります。
多種多様な角度から多種多様なことを学ぶため、多くのことについて学習ができると言えるでしょう。
人文社会学部の進学を検討される方はぜひこれを読んで検討してみてくださいね。