工学部という学部をみなさんご存知でしょうか。
工業に関する内容を学ぶのでは?工学を学んでいく学科?研究が多い?など色々みなさんも知っていることもあるのではないでしょうか?
工学部とはいったいどのような学部なのでしょうか。そして就職先はどのような業種への就職が多いのでしょうか。
今回は工学部について詳しくご紹介していきます。
工学部とは?
工学
工学とは?
名前の通り、工学を学んでいく学部となります。
工学とはいったいなんなのでしょうか。
辞典では、科学知識を応用し、大規模に物品を生産するための方法を研究する学問。広義にはあるものを作り出したり、あることを実現させるための方法、システムなどを研究する学問の総称とあります。
工学部とは生活環境の中にあるすべてのものや仕組みづくりのために必要な技術、知識を学んでいく学部となります。
学んだことを生かしてものづくりを行うことで、人、社会を豊かにすることが可能となります。
工学部で何を学ぶの?
工学部
工学部では大きく5つのことを学んでいきます。
情報工学、電気工学、機械工学、建築学、応用化学の5つです。
1.情報工学
コンピュータ関連のハードウェア、ソフトウェアから情報通信を数学的に考察する情報理論、通信技術、マルチメディア技術などを研究していく学問です。
コンピュータによる処理速度を改善するためのソフトウェア・ハードウェアの開発知識を学んでいきます。
整体機能の分析・測定を行なっていき、脳科学や人工知能について学んでいくことができる大学もあります。
2.電気工学
電気エネルギー、電気回路や電磁波の原理などから運輸・通信などでの活用方法を研究をする学問です。
例えば、電気エネルギーの発生や電気の安全、安定性を研究していき、新たなデバイスを作るために必要な半導体、絶縁体、磁性体などの研究を行なっていきます。
システム、制御、情報・通信、波動・回路、物性・デバイスなどを学んでいきます。
3.機械工学
エネルギーを変換してものを動かす力学の仕組みから、生活・産業で活用できる新たな機械を想像する学問となります。
材料加工をテーマに研究する材料工学、空気や水の中で働く力などを研究する液体力学、機械の安全・安全性を研究する計測・制御工学など研究分野は様々になってきます。
熱力学、機械加工、精密工学、航空宇宙工学など大学によって様々なことを学んでいきます。
4.建築学
建築について総合的に学ぶ学問するです。建築学、土木工学、環境工学の3つの分野に分けられます。
住宅やビル、道路構造、設計について学んでいき、資材研究、開発、災害時の安全対策や都市計画、歴史的建築物の保存方法、復元方法などについて研究していきます。
歴史的建築物の保存・復元、建築物を対象とした芸術的な意義の評価について学びます。
造形、構造学、建築、材料などについても学んでいきます。
5.応用化学
物質を構成する原子・分子を学んでいき、生活・産業で役に立つ新たな物質を開発、研究していく学問となります。
食料、衣料、住宅などの暮らしに関わるものから、衣料、薬品、機械まであらゆる分野での貢献が期待できます。
制御化学という化学物質を制御し扱えるようにして制御化学、生物体の分子の構造や働きを応用する生物化学などもあります。
工学部が有名な大学とは?
1.京都大学
京都大学
入試難易度がトップクラスであり、入学後も非常に高いレベルでの授業や研究を行うことができます。
学科も6学科に分かれており、1・2年次は共通科目が中心となりますが、各学科の専門基礎科目も始まり、4年次は卒業研究が中心となってきます。
卒業研究での研究、そして論文を力を注いだ人も数多くおり、先駆的な研究に身を投じることで必然的に自らも成長できる大学となっています。
産官学の連携制度による共同研究、受託研究なども数多く行われています。
2.東京電機大学
東京電機大学
6学科があり、電気、化学、工学、機械、通信などについて学ぶことが可能です。
一般教養などの基礎学習から学んでいき、1年次から機械やロボットを作っていく実践的な授業があります。
それによりものづくりの面白さを早期に知ることができます。
技術者としてのあり方や注意すべき点、プレゼンテーション能力の向上についても授業の中で学んでいけます。
卒業後は就職する人が7割程度と多めであり、就職希望者の内定率は極めて高くほぼ100%で第一志望の企業に入社できた学生も数多くいます。
大学で得た知識と技術を活かし活躍できる大学であり、資格も得られることからおすすめの大学です。
3.北海道大学
北海道大学
世界各国の工学系大学と提携しており、海外から来る留学生が非常に多い大学です。
特にアジアからの留学生が多く、欧米、アフリカなど各地域からも来ており、大学院への留学生を含めていくと300人以上と多くの留学生を受け入れています。
外国人と共同作業をすることも多い研究室も多く、語学力の向上を図ることが可能であり、グローバルな視野を持って研究をすることも可能となるでしょう。
研究室以外でも留学生とのコミュニケーションを図る場所は多く、留学生と親睦を深める場は多い大学です。
4.山口大学
山口大学
知名度、偏差値ともに高いわけではありませんが、就職先に大手企業への就職が目立つ大学です。
大学院まで進学する人が多く、6〜7割と非常に多いですが、大学院まで進学せずに就職した学生の多くが就職先で活躍しております。
就職サポートも手厚く、企業からの学校推薦も多いため、就職先自体もスムーズに決めて就職活動を行うことが可能となっております。
工学部の就職先とは?
工学部の就職先として、情報工学系であれば、システムエンジニア、Webエンジニア、インフラエンジニアへの就職が多くおり、ます。
機械工学の場合は、機械設計、品質・生産管理、整備士といった機械を扱う仕事に就く方が多くいます。
電気工学の場合は、電子設計の電子回路・電気設備などの企画・設計や施工管理といった工事に関わる仕事につく方が数多くいます。
応用化学系の方は専門分野の知識を活かしてメーカーの開発職、研究をしていく方が多くいます。
建築学であれば、建築士として建築物の設計、現場での指揮、監督を行なっていく方や、土木設計士として橋、ダム、トンネルの設計をする方も多くいます。
まとめ
本日は工学部についてまとめていきました。
工学部には大きく分けて5つの学部があり、大学で専攻した内容、研究した内容を活かした就職先に直結しやすい学部であるといえるでしょう。
ものづくりに興味がある人が進む傾向にあり、数学や理科が好きな人、一つのことを突き詰めることが好きな人には非常におすすめの学部であるといえます。
工学部への進学を検討している方はこれを読んでぜひ考えてみてくださいね。