人間学部という学部をみなさんご存知でしょうか。
科学の分野を学ぶのか、人間について学ぶのか?と、どのような研究、学びをしていくのかはわからないという方も多いかもしれません。
人間学部とは具体的にどのようなことを学んでいく学問となるのでしょうか。
そして、どのような就職先、業種に就く方が多いのでしょうか。
今回は、人間学部というものについてご紹介していきます。
人間学部とは?
人間学とは?
人間学は各大学によって学びが大きく異なってまいります。
人間の関わりから理論を学んでいく学部であります。
社会学、教育学、心理学、福祉学などを絡めながら人間について様々な角度から分析を行います。
その中で、人間形成についての探究、地域社会などとの人間との関わりなどの総合的な理論、その理論を得た上での的確な知識を利用して研究を行なっていく学問となります。
近年研究されていくことが増えてきた学問であり、現在も研究が続けられています。
人間学部とは?
先述したとおり、多くの学問と絡めて進めていきます。
社会学、心理学なども絡めていきますが、大きく分けて4つと絡めてアプローチをしていくことが多い学部です。
1.心
心理学
心理学、行動科学を絡めて心理、身体の発達から心の仕組みなどの複雑な仕組みを解明していくこととなります。
カウンセリング、心理療法、発達心理学なども絡めていくことから、多くの学問と絡めて人の心、人間という存在などについてアプローチをしていきます。
2.社会
社会学
社会学、文化学などを学びながら、社会と人間について理解を深めていくために社会心理学、地域社会学、家族社会学といった学問を専攻して研究していくこととなります。
3.身体
身体学
生物学、栄養学、医学と絡めて学んでいく領域となります。
生物としての人間の身体構造における基本を学んでいくことが多くなります。
それに加えて、解剖学なども学んでいくことから理系的要素も多く学習していくこととなります。
4.文化
文化学
哲学、宗教学、思想学などの科目から絡めて専攻していきます。
人とは何か、どのような文化を歩んだのか、過去の歴史はどのようなことがあったのかといった観点から文化と人間について絡めて専攻していきます。
これ以外にも、人間科学といって宗教、死生観、環境問題などの答えの出ないもの、哲学的考察や色彩感覚について学ぶこともあります。
座学だけでなく、調査、実習もあり、フィールドワークといったことで座学以外でも学んでいくことがとても多い学部となります。
各大学によって、専攻できる内容は大きく異なってきます。各大学の人間学部について調べた上で進路を決めていくことが一番良いでしょう。
人間学部の有名な大学は?
1.早稲田大学
早稲田大学
埼玉県所沢市の所沢キャンパスにある学部で、東京のキャンパスではなく所沢で学んでいきます。
人間科学部という学部があり、人間環境学科、人間情報科学科、健康福祉学科という3つの学科があります。
人間環境学科は心理学、歴史、文化、文化などを学習していき、心理や行動、環境問題など幅広く学んでいくことがことが可能な学部です。
人間情報科学科はコンピュータを扱っていく理工系の学部になっています。コンピュータを扱って科学的に学問を研究していきます。
健康福祉学科は福祉系について学んでいきます。社会福祉士の資格取得が可能で、福祉を学問的として行なっていく学部となります。
以上の3学科は所沢で学んでいくこととなります。
2.京都大学
京都大学
総合人間学部という学部があり、人間科学系という学部が人間科学を学ぶことができる学部となります。
人間とは何か、人間の社会性の構造や歴史を考察したり、人間とは何かということを文学、美術、映画などの文化現象を通して探っていく学部となります。
思想、社会、文化について関連させながら、解釈をより深く行なっていきます。
思想は芸術、演劇などに対して理論、歴史の両面で思考していきます。社会は自己形成について理論や実証を交えての追求を行います。文化については文学、美術、映画といった文化的内容について歴史、社会の中から考察していきより深い解釈を行います。
3.昭和女子大学
昭和女子大学
人間文化学部という学部があり、日本語日本文学科、歴史文化学科の2学部で構成されています。
日本語日本文学科では、日本の言語文化を追求していきベトナム、インドネシア、韓国といったアジアの地域で日本語学習の教育を体験していくこととなります。
3年次より日本語学、日本語教育などの言語コース、古典文学、近現代文学を学ぶ文学コースにて専門的に専攻できることも特徴となります。
また、歴史文化学科では歴史と文化を横断して学ぶことで多角的に幅広く専門性を身につけて学んでいきます。
実習科目も多いのが歴史文化学科の特徴であり、海外での演習、民族調査、発掘調査も行い課題解決のために研究を行なっていく学部となります。
歴史学、考古学など6つの専門領域を学んでいくこととなり、教員、公務員など就職先も多岐に渡る学部となります。
人間学部の就職先
代表例として挙げられるのが、教員となります。
中学社会、高校の地理、歴史や社会調査士の資格を取得して専門的に学んだ内容をそのまま仕事にする人も多くおります。
それに加えて、民間企業への就職も多く、金融業、サービス業、製造業への就職も多い学部となります。
大手メーカーでの就職が多く見られるのが特徴で、中には広告代理店へ就職する学生もいます。
さまざまな分野を幅広く学んでいく学部であることから就職先も多様な道がある学部です。
大学院へ進学する学生より4年間学んだことを活かし就職する学生が多い学部といえるでしょう。
まとめ
今回は人間学部についてまとめていきました。
多くのことを学んでいく学部であり、学んでいく範囲も各大学で特色があり多岐に渡る内容を学ぶことができることから、どの内容を専攻したいか調べて進むべきであるといえます。
学びたいことが決まっていない学生にとっては多くのことを1年次、2年次で学ぶことが可能であり幅広く学ぶことができる点はメリットとなるはずです。
歴史について、日本文学について、体の仕組みについてなどやりたいことが決まったタイミングで専攻できるのも人間学部へ進むメリットとなるでしょう。
多角的かつ幅広く学ぶことができる点においておすすめの学部です。
人間学部への進学を考えている方はぜひ、検討してみてくださいね。