私立大学でも文系と理系で必要な科目が異なるのをご存知でしょうか。
文系、理系で科目が大きく異なっており、そして私立大学の理系の中でも必要な科目というものがございます。
理系の中でもオススメの大学と学部というものがあります。今回はオススメの大学、学部をそれぞれご紹介していきたいと思います。
今回は私立大学の理系科目についてご紹介していきます。
私立大学の理系の必要な科目とは?
私立大学の理系の基本イメージは?
第一に私立大学の理系の受験科目として、3教科3科目での受験が一般的となってきます。
必要な科目として以下の通りとなります。
- 英語
- 数学
- 理科
理系学部、文系学部問わずに英語は必須となってきます。理系を目指す学生でも英語への対策が非常に重要となっており、数学、理科では大学や学部によって出題範囲に大きく差があるため志望校の出題範囲はよく確認しておきましょう。
難関大学、医学部では理科が2科目必要となる大学もあり物理、化学、生物といった分野の中から2科目を選択していくこととなります。
単純に得意科目で2科目の選択をする方法がありますが、計算が得意な場合は物理、化学、暗記が得意な場合は生物を選択して進めていくのがいいと思います。
理系の各教科の基本イメージ
数学
学部系統によって出題範囲が大きく異なるので注意が必要となってきます。
科目 | 学部 |
---|---|
ⅠA+ⅡB | 薬学部、栄養学部、歯学部 看護・医療技術学部、農学部 |
ⅠA+ⅡB+Ⅲ | 工学部、理学部、理工学部、医学部 |
理科
生物、化学、物理の中から1科目〜2科目を選択していくこととなります。
受験科目が指定されている大学もあるのでよく調べておきましょう。
科目 | 学部 |
---|---|
化学 | 薬学部 |
生物 | 看護学部、医療系(理学療法、作業療法など)学部、 栄養系学部、農学部、畜産学部 |
物理 | 工学部、理工学部 |
早稲田大学、慶應義塾大学や、多くの医学部では理科が2科目、看護、医療系、栄養系の学部の場合は大学によっては現代文が必要となるケースもあります。
私立大学の理系のオススメの大学は?
東京理科大学
東京理科大学
看板学部の理学部を含めて工学部、理工学部など8学部のある大学となっております。
各分野におけるエキスパートの講義を受けることが可能となるので、興味のある分野、専門知識を深めていくことが可能となります。
研究機関としても非常に知名度が高く、国内外の企業との共同研究、委託研究を行っております。
研究者を目指す方は研究者と関わる機会も多い大学となるため身近に感じることができ、学生自身の研究意欲の向上にもつながっています。
就職先も電気機器メーカー、大手ゼネコン、自動車メーカーなど日本でも大手と呼ばれる会社に就職する人も非常に多くおります。
また、都道府県自治体に就職する学生も多いことから公務員試験のサポートも行なっております。
早稲田大学
早稲田大学
基幹理工学部、先進理工学部、創造理工学部の3学部を理系で擁しております。
基幹理工学部はコンピュータ、機械工学などの先端技術を学ぶことが可能であり、航空系、アート系の学科もある大学となります。
アート系の表現工学科は写真表現、音楽プログラミング、映像制作実習などの理系学部としては珍しい科目の選考が可能となっております。
創造理工学部はインフラに関わる建築、社会環境、社会資源などといった内容を学んでいきます。
自由な気風を持った学生が多いことが特徴となります。
先進理工学部は理学、工学、医学に関わる先端科学技術などを学んでいく学科です。
理系学科では、偏差値が特に高い学部であり、先進理工学部は難解かつ高度なこと学んでいく学部となります。
卒業が難しく、実験漬けとなる日も多いことからハードな学部であると知られています。
慶應義塾大学
慶應義塾大学
理工学部、医学部に理系学部で強みを持っております。
理工学部、医学部は日本トップクラスであり、医学部の卒業生には慶應義塾大学病院で卒業後働く学生も多く、それ以外にも大学病院、総合病院で医師として働く学生も多く、研究職へと進む学生も多くいます。
また、家業が医者という学生も多いことから病院などの跡継ぎをする学生も数多くいるのが特徴です。
理工学部では、3年次より専用のキャンパスで専門的に研究を行なっていきます。
研究施設を活用しながら、日本中から集まった優秀な教授とともに研究を専攻することが可能です。
就職先としては、医学の道だけでなく電気通信業界、ソフトウェア業界、薬品調剤業界に進む学生も数多くいる大学となっております。
明治大学
明治大学
理工学部、農学部が理系学部としてあります。
理工学部とは電気電子工学、機械工学、生命理工学、建築学、応用化学、情報科学などを学ぶことができ、多くの分野から専攻内容を選ぶことが可能です。
数学、物理学も専攻することが可能であり、理工学部に多くの内容があり、数多くの内容を専攻していくことが可能です。
農学部は社会科学と絡めながら総合的に考察できる人材の育成を行う食料環境政策学科や、生命科学科では動植物、微生物の生命活動を分子、遺伝子レベルで理解していき、環境問題、食料問題の解決ができる人材の育成を行なっていきます。
農学部が農業の世界では非常に有名であり、農学部を目指す学生が非常に多く集まることでも知られています。
私立理系の入試方法は?
私立理系の入試方式とは?
私立大学の入試では、1学部でも多くの受験方法があることが一般的です。
方式として個別選抜という大学独自の試験と、共通テストを受験する共通テスト利用型の2つに分かれていることが多いです。
個別選抜方式では3教科型が多くなりますが、1教科、2教科での受験方式、特定科目を傾斜配点となっており、共通テスト利用型は合否を判定していく方法と、共通テストと個別選抜の結果を合計する方法が主にあります。
共通テスト前に出願締切となる大学もあることから出願日は確認しておいた方が良いでしょう。
私立理系の学内併願について
学内併願ができる大学も数多くあり、入試日程を複数設けている大学は数多くあることから複数学科の受験も可能となります。
後期日程、3月入試、C方式といった方式も導入している大学も多くあります。
全学部全学科が一斉に試験を行う全学部日程や、大学のあるエリア以外で受験可能な地方受験、試験日を複数日設定していき、学部、学科ごとに自由に選択して受験できる方法があります。
受験生にとって受験機会が増えるため、各大学でさまざまな受験方式での受験方法があります。
まとめ
本日は私立大学の理系科目の受験科目、オススメの大学、学部についてご紹介していきました。
受験方法も数多く、文系と比べて学科が多岐に渡ることが文系との違いとなるでしょう。
各大学において入試方法、入試科目が指定されているため受験方式、科目を確認しておきましょう。
私立大学の理系学部への進学を考えている方は是非これをみて検討してみてくださいね。