大学受験へ向けて塾や予備校を探している皆さん。日本で三大予備校と呼ばれている大手の予備校があるのをご存知でしょうか?今回はマナビバが三大予備校と呼ばれる大手の予備校を紹介します。その特徴やオススメの選び方を見ていきましょう‼
三大予備校とは!?
三大予備校とは「駿台予備学校」「河合塾」「東進ハイスクール・東進予備校」の3つを総称して三大予備校と呼ばれています。
歴史背景として、長年、「代々木ゼミナール(通称代ゼミ)」が「駿台予備学校」や「河合塾」と並ぶ三大予備校と呼ばれていましたが、近年、それに代わって映像授業の教室を全国に多数展開した「東進ハイスクール」が教室数や生徒数で三大予備校のひとつに数えられるようになりました。司会者としても知られる林修先生の今でしょ?をご存知の方も多いのではないでしょうか。
2015年ごろから三代予備校として
- 駿台予備学校
- 河合塾
- 東進ハイスクール・東進予備校
この三つが三大予備校と呼ばれています。それぞれの予備校の特色、特徴をご紹介していきます。
三大予備校のそれぞれの特徴は!?
①駿台予備学校
駿台予備学校
通称で駿台予備校と呼ばれ、最も歴史の長い予備校です。
<駿台予備学校の特徴>
- 難関国立大学、最難関私立大学、医学部、理系に強い
- 模試がハイレベル
- 集団授業
- 1授業は50分
- 教室は座席指定
- バイリンガルのインストラクターが発音指導
- 質問アプリや自習用e-ラーニングがある
駿台予備学校の特色は難関国立大学、医学部、最難関私立大学に強く、また理系の学部にも強いと言われることが多いのが強みとなります。この強みから三大予備校の中でもレベルが一番高いと言われています。
実際に数ある予備校の全国模試の中でも「駿台模試」は最も難しいとの声が多いようです。
②河合塾
河合塾
河合塾は集団授業の予備校としては全国での生徒数が多いことが挙げられます。そして、国立大学、私立大学、文系だけでなく理系などにも万遍なく対応している予備校となっています。
<河合塾の特徴>
- 国立大学、私立大学、文系だけでなく理系などにも万遍なく対応
- 集団授業
- 1授業は90分
- 授業内に問題を解く演習時間がある
- 模試の参加者が最も多い
- 各生徒のマイページがあり授業管理してもらえる
- 参考書や問題集、過去問の資料が豊富
河合塾の特色として、駿台予備学校や代々木ゼミナールより全国での生徒数が多く、参考書や問題集も書店に沢山あります。また多くの大学の入試問題を作成し、全国の国立大学と私立大学の両方に合格者を輩出していることで知られています。
かつては「理系の駿台、文系の河合」と言われたこともありますが、文系も理系も万遍なく合格していることも特色です。
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③東進ハイスクール・東進予備校
東進ハイスクール・東進予備校
東進は河合塾、駿台と異なり映像授業が主体となっております。
<東進ハイスクールの特徴>
- 学力POSシステムと呼ぶ独自のシステムで学習管理をしてくれる
- POS システムを利用しての自宅学習も可能
- 有名講師の映像授業を受けられる
- 教室数が多く通学しやすい
- 全国で同じレベルの授業を受けられる
- 担任が個別に面談して学習計画を立ててくれる
- 担任に助手がつき、日々の学習状況を見てくれる
東進ハイスクールの特色は、東進衛星予備校と名付けられた映像授業で有名講師の授業がうけられ、駿台予備校、河合塾、代ゼミなどから次々と人気講師が移籍して近年一躍有名な予備校の仲間入りをしました。テレビなどでも有名な国語の林修先生も東進予備校の講師としてよく知られています。
校舎は駿台や河合塾より小規模ですが、全国中に多数の教室を設置しているため自宅から近い所に通える便利さがある予備校となります。
以上の有名な三大予備校を紹介しました。
三大予備校の共通点は「一流講師が授業で説明してくれる」ことです。説明中心であり、小学校から高校までとは異なり、授業内で先生がいちいち一人ずつチェックすることはありません。生徒の学習の進み具合をデータ管理したり質問に応えてくれるチューターという係の人はいますが、予備校のメインは一流講師による質の高い授業です。
当たり前ですが予習と復習は自分でします。それができない人は授業についていけなくなります。習ったことを身につけるために、自分で類題を解いて演習したり、単語などを毎日暗記チェックするなどの習慣づけが必要と言えます。
オススメの予備校の選び方は?
おすすめの予備校の選び方として、この6つの内容から選んでいくといいでしょう。
- 「学力レベルが合っている」
- 「通学しやすい」
- 「実際に見に行き、雰囲気や環境はどうか」
- 「授業が対面か映像か」
- 「目標校に適合しているか」
- 「学習の管理や相談のコーナーがあるか」
この6つを選ぶポイントにしてみるといいでしょう。一つずつご紹介していきます。
①「学力レベルが合っている」
予備校は入試レベルの問題をどんどん進めていきます。予習と復習を自分でできないなら予備校よりも個別指導塾などで先生と相談しながら受験勉強をするのも一つの方法です。
②「通学しやすい」
いくらいい予備校でも遠すぎると通うのが大変です。電車の中でも勉強する気力と集中力があるかも考えましょう。
③「実際に見に行き、雰囲気や環境はどうか」
一度は必ず見学に行きましょう。訪れた時の印象だけでなく、説明会などでどのような授業システムになっているか丁寧に教えてもらえたかなども考えて決めましょう。
以上の3点は、高校を選んだ時の基準に似ている点かもしれません。
後半の3点は、高校選びとは少し異なります。こちらもご紹介していきます。
④「授業が対面か映像か」
集団授業でよければ「河合塾」「駿台予備学校」になります。映像授業で何度も見て復習中心に進めるほうがよければ「東進ハイスクール」がオススメです。
集団がいいという方でも、座席指定で50分授業がよければ駿台で、席は自由で90分授業なら河合塾がオススメです。
⑤「目標校に適合しているか」
難関大の理系、医学部は「駿台予備学校」がオススメです。高校で相応の学習を積み重ね、模試にもある程度の自信があればさらに駿台がいいでしょう。
「河合塾」がおすすめの方は文系や、理系の中堅クラス以上の大学、地方の地元学生中心の国立大学を狙う方には「河合塾」がおすすめです。
「東進ハイスクール」がおすすめになる方は、目標校のレベルよりも、まずビデオ授業を何度も見て自分のペースで復習する学習スタイルを崩したくないという方がお勧めになります。
⑥「学習の管理や相談のコーナーがあるか」
どの予備校にも名称は違いますが、生徒の質問や学習チェックをする係の人が必ずおります。
しかし、混みあって相談できる時間が短い、毎回予約しても順番待ちが長い、などはその予備校の生徒数、自分が通う時間帯、メールなどの相談も可能かなどで違ってきます。説明会などで学習管理を行ってくれるか、相談コーナーがあるかよく確認しましょう。
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まとめ
以上、三大予備校を紹介しました。有名な予備校には一流講師がいますが、だからといって通えば学力が上がるというワケでもありません。自分に合った勉強スタイルで地道に継続できるか、そのあたりも考えながら予備校や学習塾を検討していきましょう。