東京をはじめとする都会には、大学が多数あります。
地方在住の人が、東京などの都会に憧れて上京し、都会ならではの学生生活を送ってみたいと思うのは、昔も今も変わりません。
では、都会の大学を選ぶのは、大都市への憧れ、カッコいい都会生活、というだけの理由なのでしょうか!?
都会の大学を選ぶ理由を、マナビバが説明します!
理由1・地方より高いレベルで学べる
<難関大学は都会に集中>
誰もが知っている国立の東京大学は、文字通り東京にあります。また、同じ国立で文系No.1の一橋大学、理系No.1の東京工業大学も東京にキャンパスを構えています。
一方、私立もトップ5と言われる「早慶上理ICU」は慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、国際基督教大学を指しますが、全て東京の学校です。
これらを見ると、学力が非常に高いトップ層の大学は東京に集中しているのがわかります。まず、学生の本分が学業であることを考えると、都会の学生生活というよりも最もレベルの高い大学を目指したら、それが東京にあった、ということの方が大きいようです。
地方の大学には、難関かつ大規模な総合大学は少ないです。自分の取り組みたいレベルの大学や学部・学科が地元になかった、という事情はよくあります。
それに対して、都会の大学には自分の望むレベルの大学があり、学部・学科も多彩で選択肢も広いのが強みです。高い知識と教養、技術などを身につけて将来の就職にもつなげる可能性が高まります。
また、都会には全国中から何らかの意志を持った学生が集まり、活気づいています。そういう環境で学生生活を送るのは、よい刺激になります。
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東京外国語大学
理由2・都会の学生生活を楽しみたい
<最新の技術や流行を見聞できる>
若い世代には、色々と知りたいことやってみたいものが多々あります。親元にいると、それが思うようにはできません。
繰り返しますが、都会に出るといっても、遊びに行くワケではありません。それでも、少しは時間があります。その自由な時間は、何かと取り替えられるものではない、非常に貴重な都会の自由な時間です。
大学生活の4年間、あるいは大学院も含めると6年間、医学部や歯学部、薬学部も6年間ですが、すべて年がら年中ずっと勉強漬けということでもありません。そのことから、一人暮らしを満喫できる、という楽しみはあります。
勉学でも遊びでも、都会には地方にない最新の先端技術や流行があり、それを体験することができるのも都会の学生生活の醍醐味です。
勉強の他に、都会の生活そのものが貴重な体験になり得ます。狭い範囲に大勢の人が往来する自体が最初は馴染めまず、街の地下通路や地下街を歩くだけでも初めての体験になる人もいます。
そんな都会の生活も慣れてくれば、オシャレなカフェ、最新のファッション、アーティストのライブ、プロスポーツ観戦、など地方では味わえないものもあります。
理由3・就職に有利
<東京でもUターンでも就職可能>
一流企業への就職実績のある大学を見ると、ほとんどが首都圏の大学です。
これは、企業から見ても魅力のある大学、ということができます。このようなブランド力のある大学は、現実問題として一生の生活を左右しかねない就職に対する強みを持っています。
まず、大学選びは、「この大学が好きだから」「できるだけ偏差値の高い大学へ入りたい」など人により様々ですが、「一流企業への就職実績が高い大学に行きたい」という動機も十分に考えられます。
大学生活は大抵は4年間です。医学部や薬学部のような6年制もありますが、それ以外の学部でも大学院の修士課程を含めた場合は6年間の学生生活になります。
それに対して、就職する企業には転職しない限りは数十年間も働くことになります。それを思えば「就職」に優位な大学に行こうとするのは至って自然な考えといえます。
できれば一流企業へ入りたいものですが、その一流企業に就職で優位にいる大学は、少なくとも就職に関して「ブランド力のある大学」と見ることができます。
そういう首都圏や関西圏の大手企業に採用されるほどの評価があるなら、出身地の地元企業にも歓迎される可能性が高いと考えられます。あるいは、大手企業の中の地元の支社に就職、という方法も十分に可能です。
これにより、上京して都会の大学生活を満喫し、その後は故郷の企業に就職する「Uターン就職」ができます。
都会に出る注意点
都会の大学を選ぶ理由には、上記のような幾つかのメリットを享受できるという点で、理解できるところがあります。
一方、都会に出ていくことが、全て良いことばかりではありません。では、どのような点で注意が必要なのでしょうか。特に重要なところは、以下の3点です。
- 生活費用が高額
- 勉学が疎かになることもある
- 田舎より安全ではない
以上のことは、都会に出てきて「こんなハズじゃなかったのに・・・」と嘆く人が大勢いるため、よく考えておきましょう。
「生活費用が高額」について
まず地方から都会に引っ越すだけで数十万円が一気に無くなることが大きいです。これに加えて、東京では賃貸アパートの家賃が地方より2万円〜5万円くらい高くなります。
家賃以外でも、友だち付き合いで外食を続けていたり、気に入った洋服を買うなどしていると財布の中には小銭しか入っていなかった、ということも多々あります。
生活費用が非常にかかるため、好きなアーティストのライブに行こうと思って上京したのに行けない、などの悲しい事態も有り得ます。そこで、アルバイトに追われる日々が続く、というのはよく聞く話です。
学生時代の経験として、アルバイトで社会経験を積むことと、お金を稼ぐというのがどれくらい大変であるかを知ることは、大切な経験になります。
「勉学が疎かになることもある」について
レベルの高い大学で勉強しようとする人よりも、地元から出て一人暮らしを楽しみたい、という考えの人が陥りがちな話です。
本来は、都会に出て一人ぼっちで生活し、その中で部屋を片付けて掃除し、洗濯し、できる限り自炊し、限られた予算で買い物して生活しながら金銭感覚を身につけることで成長していきます。
また、時間を有効に使って勉強したり遊んだりアルバイトをするなどして生活力と自己管理の能力を高めて行ければ理想的な一人暮らしになります。
ところが勉強以外のところに時間をかけ過ぎて、大学の授業の単位を取得できないような事態も起こり得ます。
「田舎より安全ではない」について
都会の生活には、危険が伴います。事故や事件に巻き込まれやすいのも都会の特徴です。交通事故から泥棒まで、あらゆる危険から身を守らなければなりません。
少し怖い話を書くと、田舎よりも犯罪の数は都会の方が多いです。詐欺はモチロンですが、犯罪ではなくてもキャッチセールスでよく考えないうちにモノを買うことになってしまった、などの未経験の対処には十分に注意を払いましょう。
このような点から、あまりに他人を警戒し過ぎると、なかなか人と仲良くするのも難しくなります。
そこで、安全策としては同じ大学の中のサークルやアルバイト先で仲良くなった人と連絡をいつも取り合い、不安や心配なことを減らしていく、基本的には大学の中で一日を過ごす、などの習慣づけが安心と安全につながります。
その他には、安全や危険という点ではなくても、朝のラッシュでの満員電車には嫌気が差してしまう、など都会の生活で生じるストレスがあります。そういうストレスの解消法を自分なりに用意しましょう。
まとめ
今回は、「都会の大学を選ぶ理由」についてまとめてみました。
まず、地方から都会に出ると、以下のようなメリットがあります。
- 地方より高いレベルで学べる
- 都会の学生生活を楽しめる
- 就職に有利
以上が主な「都会の大学を選ぶメリット」です。確かに魅力的であり、このような良いことや嬉しいことばかりなら、都会の大学を選ぶこともオススメできます。
しかし、
- 生活費用が高額
- 勉学が疎かになることもある
- 田舎より安全ではない
このような注意すべき所もあります。
一時的な感情や偏った情報に振り回されることなく、自分の将来をよく考えた上で「都会の大学を選ぶ」ことを決めましょう。