北海道の私立高校の一般入試は2月中旬~下旬に実施されます。
「A日程」と「B日程」の2つに分かれており、日程が異なる学校であれば2校受験することができます。
A日程 | B日程 | |||
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2月15日 | 2月15日・16日 | 2月18日 | 2月18日・19日 | |
北海学園札幌 | 函館ラ・サール | 札幌山の手 | 北海 | 北星女子 |
道科学大 | 苫小牧中央 | 北照 | 北星学園大付属 | 道文教大明清 |
札幌静修 | 駒大苫小牧 | 小樽明峰 | 札幌大谷 | 札幌龍谷学園 |
札幌北斗 | 北海道栄 | 大谷室蘭 | 立命館慶祥 | とわの森三愛 |
札幌光星 | 旭川大 | 海星学院 | 札幌新陽 | 小樽双葉 |
東海大札幌 | 旭川実業 | 稚内大谷 | 札幌第一 | |
札幌創成 | 旭川龍谷 | 帯広大谷 | 北星余市 | |
札幌聖心女子 | 旭川藤星 | 白樺学園 | ||
札幌日大 | 旭川明成 | 帯広北 | ||
函館大有斗 | 北見藤 | |||
函館大柏陵 | 武修館 | |||
遺愛女子 | ||||
函館白百合 | ||||
函館大谷 | ||||
清尚学院 | ||||
函館大妻 | ||||
27校 | 9校 | 7校 | 5校 |
私立高校の多くは「その学校のみに出願する」「その学校を第一志望とする」ことを条件に、普通の一般入試よりも試験科目を減らしたり、合格判定のレベルを下げる等、有利な条件で合格できる仕組みが設けられています。これらを「単願」「専願」といいます。他県ではほぼ同じ意味で使われていますが、北海道ではおおむね以下のように使い分けられています。
単願
主に「その学校のみに出願する」ことをいいます。
単願を条件に、合格の確約をもらうのが一般的です。
専願
主に「その学校を第一志望とする」ことをいいます。他校との併願は可能ですが、優遇を受ける場合は合格したら入学することが前提です。
推薦入試
推薦入試は、筆記試験がなく面接と調査書で合否が決まる学校がほとんどです。さらに「単願」か「専願」であることが条件として課されることが一般的です。
多くの私立高校では、一定の条件を満たした生徒に奨学金を支給したり、入学金や授業料を減免したりする制度を設けています。「融資」ではなく「減免」なので減額された分の返済の必要がない場合が多いです。
特待の種類 | 認定の基準 |
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学業優秀 | 入試試験の成績上位、中学時代の内申点が一定以上など |
スポーツ特待 | 中学時代の実績・指定する部活動への入部など |
その他 | 中学時代の生徒会活動・ボランティア活動の実績、兄弟姉妹が在学中など |
※なお、これらの制度を推薦入試と組み合わせている学校もあります。その場合、合否自体は推薦入試の面接で決定しても、特待認定の可否を判断するための材料として、一般入試の受験を義務付けているケースもあります。
通信制高校の入試ではほとんどの学校で面接が行われています。しかし筆記試験の有無は学校によって異なります。筆記試験を課す学校は入試日が決まっていますが。面接のみの学校では、願書送付時に面接日程の連絡がある場合があります。通信制高校を選択する人は志望理由もさまざまだと思います。気になる学校をチェックして学校に相談してみましょう。
国立高専では、1月中旬~下旬に推薦入試、2月下旬に一般入試が実施されます。推薦入試は面接と調査書からの判断になりますが、出願時の内申点の基準は各校によって異なります。
また、推薦入試で不合格の場合、新たな手続きや受験料の再納付が不要で、一般入試当日に受験表持参で会場に行くだけで、一般入試を受験できることが大きな特徴です。
一般入試は学力検査が5教科で、全国の高専で共通の問題(マークシート)となります。公立と同様に判定は、学力検査の成績と内申点による総合判定ですが、内申点の計算方法は公立と異なります。
特待の種類 | 一般入試 | |||
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試験内容 | 内申点の条件 | 学力検査 | 調査書(内申点) | |
函館 | 作文(400字程度) 面接 |
中3の5段階評定が主要5科目すべて3以上で、 9科目の合計が33以上 |
国社…各100点 数理英…各100点×2 計800点満点 |
主要5科目…各5段階評定×3か年×2 他の4科目…各5段階評定×3か年 計210点満点 |
※個人調査書の成績と面接点(自己アピール書を含む)の 比率は5:1 |
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苫小牧 | 面接 |
中1/中2・9科目…各5段階評定×2 中3/9科目…各5段階評定×3 計315点満点のうち252点以上 |
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釧路 | 面接 | 中3で5断崖評定が9科目すべて3以上で、 合計33以上(平均3.67以上) |
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旭川 | 面接 | 3か年の5段階評定合計105以上で、 主要5科目の合計が60以上、 又は、中3の5科目評定全合計35以上で、 主要5科目の合計が20以上 |
私立中学校の入試は、札幌圏では1月上旬に集中しています。出願期間は12月上旬から試験直前まで、長く設けられています。また前期・後期の2回入試が行われる学校もあります。
高校部の入試は、他の私立高校に準じています。
私立男子校北嶺・私立女子高藤女子はいずれも高校部からの募集を行わない「完全中高一貫校」です。北海道では少ないですが、首都圏では一般的に見られる方式です。
また2007年度に開校した道立の北海道登別明日中等教育学校。2015年度に開校した札幌開成中等教育学校では、開校後3年間、中学部と高校部の両方で入学者を募集していましたが、現在は高校部の募集を停止して中学部のみの募集となりました。