最近テレビや新聞などで目にする機会が増えた「速読」。中学生の息子・娘さんに習わせようと検討している方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、具体的にどのような効果を得られるかご存知でしょうか?
速読は単に読むのが速くなるだけではなく、中学生の学業・部活に良い影響をもたらす効果が複数秘められています。
そこで本記事では、中学生が速読を始めることによって得られる効果についてご紹介します。
「苦手だった国語の成績がアップした」
国語が苦手でした。 恥ずかしいのですが国語の成績が2で、他は全部3。これはヤバイということで塾に入りました。 娘は文章の内容も理解出来ないので、本は絶対に読みませんでした。 国語は2ですが、テストの点数はもっと低いです。 でも、速読は昔から私自身興味があったのですがどうしても、本当にそんなことできるの?と思っていましたが、ダメ元でやらせました。 やらせてみると、結果の報告メールが自動で送られて来るのですが、 理解力や記憶力が上がるだけでなく、本当に早く正確に読めるようになっているようです。 国語が3学期、3!点数は40点近く上がりました。やらせて良かったな。 このまま飽きずに塾に楽しく通ってくれたらと親としては嬉しく思ってます。 先生も面倒もよく見てくれていますし、速読も楽しいということもあって満足してます。 ありがとうございます。(中1・斉藤桃香さんの保護者様)
■速読効果の解説
中学生に上がると学習量が増え、一夜漬けの勉強でテストを乗り切ることが難しくなります。 たとえ翌日のテストで高得点を取れたとしても、数週間後には覚えた内容を綺麗さっぱり忘れていることがほとんどです。 それもそのはず、一夜漬けの勉強は短い間しか覚えていられない「短期記憶」であり、知識として脳内に蓄積されません。 しかし、速読によって読書スピードが倍になれば、同じ学習時間でも教科書や問題文を繰り返し読めます。 同じ情報を反復的に学習すると、脳はその内容を「長期記憶」として半永久的にインプットするのです。 要は速読をマスターすることによって記憶力がアップし、丸暗記で対応可能な国語や社会、英語などはテストの点数がアップしやすくなります。
「余裕を持ってテストに望めた」
これはガチ凄いです。本気で凄いです。 最初は1分で読める文字数が475文字と平均以下でしたが、今では2650文字になりました。 しかも国語なんかは早く読まないと、問題文を読んで文章を何度も読むとテストでは時間切れになることが多く、 道コンの際も後半の問題はわりとテキトーに流してしまっていたのですが、速読を始めて数ヶ月経ってからそういうことはなくなりました。 あと、国語だけでなく文章題はまんべんなく、点数が上がって来ています。 マナビバの熱い先生たちのおかげてもあると思っていますが、速読の効果も大きいと思います。 これは私としても塾を卒業しても絶対に続けたいと思ってます。(中3・高木直哉さん)
■速読効果の解説
速読で得られる大きな効果として、文字を読むのが速くなるという点が挙げられます。 日本人の一般的な読書スピードは1分間に500文字程度といわれていますが、 速読をマスターできれば1分間で倍の1000文字以上を読み進めることも可能です。 仮に読書スピードが従来の3倍になったとしたら、これまで問題文を読むのに30分かかっていたところを10分で読み終えることができるのです。 すると、解きや見直しの時間を十分に確保できるようになり、凡ミスやひっかけ問題、見逃しなどによる減点を抑えられます。 加えて、時間に余裕があると気持ち的にもリラックスでき、緊張しがちな受験でも実力を発揮しやすくなります。 また、参考書や教科書を読む速度が上がれば、より多くの情報を収集することが可能です。 同じ学習時間でも、読書スピードが1分間に500文字の人と1000文字の人とでは得られる情報量が2倍も違います。 そもそも頭の善し悪しは、「情報をどれだけ多く詰め込めるか」で決まるといっても過言ではありません。 つまり、他の生徒よりも圧倒的なスピードで膨大な情報を収集できれば学業成績で差をつけられるのです。
「本を読む習慣がつきました」
毎回、トレーニングの結果がグラフで表示されるから、変化が目に見えて楽しい! 気付いたら読むスピードが速くなっていて、今まで本を読む習慣はなかったけど、最近は週に1から2冊、本を読むようになりました! 速読を始めて読むことへの抵抗がなくなり、とても楽しくなったので、速読に出会えて本当に良かったです!(中2・佐藤莉子さん)
■速読効果の解説
速度トレーニングを通して多くの活字に触れると、「読む」という作業に慣れていきます。 加えて、読み進めるスピードが速くなって読破するまでに時間がかからなくなるため、 「読むのが遅い」「集中力が続かない」といった理由で活字を避けてきた子でも、読書に対する苦手意識が薄れていくのです。 なかには、本を読むことへのハードルが下がったことで「読書が楽しい」と感じる子もいます。 また、速読では文章の内容・意味を読み取る力や、構成・展開を正確に把握する力などが養われ、 本の中身をこれまでより深く理解できるようになります。 それだけでなく、速読中は右脳が活性化され、頭の中で登場人物や場面の様子をイメージ化する力が鍛えられます。 創造性や芸術性といった感性を磨くことで、クリエイティブな人間に育てることも可能です。
「所属するテニス部で活躍できるようになった」
相手のボールを目で追いかけることができなくて、ミスすることがありました。 でも速読トレーニングを始めてからは、どこにボールがあるかを確認して移動できるようになりました。 コーチにも「上達した」と褒めてもらえたし、大会や練習試合で勝つことが多くなりました。(発寒中2年生・Aさん)
■速読効果の解説
速読を行うと広い範囲にある情報をキャッチする能力が鍛えられる上に、目の動きがスムーズになって視野が広がります。
そのため、テニスや野球、サッカーなど高速で移動するボールにも素早く反応できるようになるのです。
さらに、速読は情報処理能力の向上にも繋がります。スポーツでは相手や位置やボールの場所、自分がすべき行動など秒単位で状況が変化します。
そのようなシーンでも、情報処理能力が高ければ多くの情報を同時にキャッチでき、瞬時に適切な判断が下せるのです。
スポーツ上達に速読が効果的だという事実は徐々に広まっており、トレーニングメニューに速読を組み込むプロスポーツチームも存在しています。
まとめ
速読は単純に読書スピードが速まるだけでなく、記憶力・情報処理能力の向上や右脳の活性化などさまざまな効果が期待できます。比較的脳に柔軟性がある中学生であれば得られる効果も絶大であり、その子が持つ可能性を最大限に広げられるでしょう。また、速読は学生の間だけでなく、社会人になってからも役立つスキルです。身に付けておいて損はないといえますので、ぜひこの機会に中学生のお子さまへ速読を勧めてみてはいかがでしょうか。