中学受験は、親の受験とも呼ばれます。受験するのは子どもですが、高校受験や大学受験のようにまだ自分の進路を決められない年頃の子供たちが受験するからです。
遊び盛りの小学生をどうやって目標をもたせて、最終目標の中学受験に合格させるかは親の手腕にかかっていると言っても過言ではないと思います。
中学受験は親の受験でもある?
中学受験は普通小学校4年生~小学校6年生までの間に、受験対策を行い、中学入試を受けます。小学校の勉強は、単元ごとのカラーテストで評価や点数がついています。
内容も中学入試と比べると範囲も狭く、難易度も低く、学校の授業以外での勉強をしなくても、簡単に点数がとれてしまいます。
そんな学習を小学校3年生までやってきて、いきなり小学校4年生から受験だと言われても集中力が続くはずもありません。
本気で中学受験に合格したいのであれば、毎日の学習の習慣づけ、生活習慣の改善などを少しずつ受験に向けて方向転換を行う必要があります。
もちろん子どものモチベーションが下がらないようにするのも、親のサポートが大変重要になってきます。親子ともに二人三脚で最大限受験のための勉強に注ぎ、それでも合格が出るかどうかは当日まで分からないのです。
それが中学受験の厳しさでもあります。
それでは、中学受験の子どもを持つ親としてどのような心構えでいるべきなのでしょうか?
中学受験を考えた時に読む本とは?
「どの塾に通わせて良いか分からない!」「うちの子は中学受験向きなのか?」など、中学受験をするにあたって、さまざまな悩みが生まれると思います。
中学受験を考えた時に迷った時には、本を読んでみるのもおすすめです。
特におすすめなの以下の3冊になります。もし興味があれば実本ではなくkindleなどの電子書籍でも手に入るので今すぐにでも購読可能です。
・中学受験を考えたときに読む本
・中学受験 大逆転の志望校選び 学校選びと過去問対策の必勝法55
・中学受験基本のキ! 第4版
是非参考にしてみてくださいね!
子どもの学習意欲が向上する環境作りとは?
中学受験に打ち勝つためには、子どもの学習意欲が向上するような環境作りが一番大切になってきます。
モチベーションを上げたり、勉強に対する意欲を持続させるためにも、親のサポートが非常に重要なのです。
具体的にどのようにすれば、子どもにとってよりより受験環境を作ることができるのでしょうか?
規則正しい勉強習慣を身につけさせる
毎日決まった時間から学習を始め、決まって時間に学習を終わらせることが中学受験には必要です。
勉強は時間数ではなく、学習内容も重要なので、「何の勉強をどのぐらいやるのか?どのぐらいの時間で終わらせるのか?」をしっかり明文化して、机などの見える位置に紙に書いて貼っておきましょう!
スマートフォンのスケジュールを使って、毎日アラームでお知らせするのも良いかもしれませんね!勉強時間をしっかり決めて取り組むことが、規則正しい生活をすることにもつながります。
中学入試は朝にありますから、朝型の生活習慣をつけていくと試験当日も困ることもありません。
さらに早寝早起きをすると睡眠不足にならず、学校や塾の授業にも集中できるので、一石二鳥ですね!
勉強に集中できる環境や空間作り
中学受験の勉強には、勉強に集中できる環境や空間作りが大切です。
漫画や雑誌、スマートフォン、パソコン、ゲームなどの遊びに関するものは全て見えなく、手の届かない位置にしまってください。
部屋のエアコンの温度にも気を遣い、暑かったり寒かったりしないような適温を設定してあげましょう!机の上の整理整頓もしっかり行い、勉強がしやすい環境や空間作りのためのサポートを行ってあげましょう。
親が勉強のためのスケジュール管理を行い、終わった後はきちんと達成できたのかチェックすすることも重要になってきます。
毎日良いことを見つけてほめること!
中学受験の勉強は小学校の勉強から比べると、難易度も高く、思考力、判断力、表現力を問う問題が多く出題されるので、1人で集中してジッと考えなくてはなりません。
そういった意味で、中学受験の勉強は孤独です。それも人によっては2年から3年かかるので、期間も長く達成度が模試以外は見えにくいと思います。
だからこそ、毎日できるようになったことを具体的に見つけ、親が子どもをほめてあげることがとても大切なのです。ほめられることで子ども自身も達成感を味わうことができ、さらに努力を続けようとする意欲が湧いてきます。
些細なことでも良いので、毎日声がけをして達成感や充実感を与えてあげてくださいね!
細かな目標設定をする
前述しましたが、中学入試は一瞬ですが、対策する期間はとても長いです。人は何事もそうですが、慣れてしまうと中だるみが起こってしまいます。
漢字や計算などの小テストを毎日の学習の最後に入れるなどして、勉強の最後のテストで何点を取るかを目標にしてもよいでしょう。
また、直近の模試がある場合はその模試での偏差値や点数などを目標にしても良いともいます。
何しろ中学受験は長丁場なので、短期的な目標で高いモチベーションを維持しなくてはならないのです。
中学受験当日の心構えとは?
中学受験当日は重ね着をして、温度調整をしやすい恰好を子どもにさせていきましょう。事前にチェックをし、身だしなみを整えていきましょう。
派手な服装でなければ、いつもの普段着で構いません。
また、中学校によっては面接がある学校もありますので、その場合はセミフォーマルぐらいの服装を心がけましょう。
中学受験の学科試験の付き添いだけならば、そんなに恰好を気にする必要はありませんが、面接がある場合は、親もスーツが無難です。
男女共に清潔感を与えるような服装を心がけ、華美なアクセサリーなどは避けましょう。女性は特に上品さがあると面接官にも印象が良いはずです。
入社試験や就職活動と同じイメージで間違いないと思います。
服装だけでなく、雨具、使い捨てカイロ、緊急時の薬、スリッパなど必要なものは事前に揃えて確認しておくことが大切です。
当日の時間は余裕を持って家を出て、ギリギリにならないように心にもゆとりを持ちましょう。
まとめ
中学受験の成功は親子の両方の協力が合って、初めて実現するものです。
そのどちらが欠けていても、良い結果には結び付きません。
親として子どもの良き応援者として、中学受験の全面バックアップをしてあげてくださいね!
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