中学受験では、国語で漢字に関する出題がされる学校が多く、漢字を覚えて対策をすると思います。
国語以外にも社会で人物名を漢字で書かなければならない問題などもあるので、日頃から漢字は意識しながら勉強をしておくことがおすすめです。
そこで、この記事では中学受験に出題される漢字の範囲、間違えやすい漢字、勉強に使えるアプリを紹介したいと思います。
中学受験で出題される漢字の範囲
中学受験の入試問題の多くは、小学校の学習指導要領にある「学年別漢字配当表」の漢字(小学校で習う漢字)から出題する方針をとっています。
しかし、その範囲を超えた漢字を出題する学校も数多くあるため、全く知らない漢字問題に直面するケースもあります。
それでは、範囲外の漢字も対策・学習しなければ問題を解くことができないのかと言われると、そういう訳ではないでしょう。
範囲を超えた漢字が出たとしても数問なので、最悪捨て問題として扱うのもいいですが、習っていないとはいえおそらく一度は見たことがある漢字が出題されると思います。
なので、受験勉強をして国語の長文問題などで登場した漢字、よく見る漢字はピックアップしておいて覚えると良いでしょう。
これと合わせて小学校で習う漢字を覚えておけば漢字問題はバッチリでしょう。
中学受験の漢字の出題パターン
中学の入試問題において、漢字の出題の仕方には大きく2つのパターンに分けられます。
一つ目は、長文読解の文中にある語句から出題するものです。文中のいくつかの語句をカタカナで示して漢字に直させたり、漢字の読みを答えさせたりする問題です。
直接ではなく、この熟語と反対の意味の熟語を書きなさないといったように多少変化をして出題する問題もありますが、文章に関連する漢字を書くこととなります。
二つ目のパターンは、純粋に漢字問題を大問として設置している場合もあります。問いの数は5~20問と学校によって異なりますが、漢字をしっかり勉強しているかを試されます。
自分の受験する学校はどんな漢字問題が出ているのかを過去問で傾向をチェックし、対策をしっかりとるようにすると良いでしょう。
勉強する際には、熟語の意味を把握していないと解けない問題にも対応するために、知らない熟語が出てきたら漢字を書けるようにするだけでなく、意味を説明するようにしておきましょう。
間違えやすい漢字をピックアップ!
続いては中学受験に頻出なのにも関わらず、小学生がよく間違えてしまう漢字をピックアップして紹介します。
書き・読み・送りがなと3つのパターン別に紹介するので、それぞれ自分が書ける・読める・送り仮名を触れるのかチェックしてみましょう。
書き問題
漢字の書き取り問題では、部首を間違える、同音異議語を書いてしまうというミスが起きてしまいがちです。
それぞれ部首の意味はどんな意味があるのか、この漢字はどんな意味があるのかというのも理解しておくと学習はスムーズになるでしょう。
以下中学受験で頻出の書き問題で間違えやすい漢字です。
- 専門
- 発揮
- 功績
- 検討
- 保険
読み問題
中学受験では読み方を出題されるケースもあります。
読みが文脈によって変わる感じもあるので、問題を解くときはしっかり前後の文章を読んでおくとミスを減らせます。
以下中学受験で頻出の読み問題で間違えやすい漢字です。
- 奮う(ふるう)
- 委ねる(ゆだねる)
- 養蚕(ようさん)
- 形相(ぎょうそう)
- 著しい(いちじるしい)
送り仮名を間違いやすい漢字
「送りがなは間違えやすい」という意識を持って、普段から正確に覚えて練習するようにしましょう。
- 健やか(すこやか)
- 短い(みじかい)
- 改める(あらためる)
- 快い(こころよい)
- 幼い(おさない)
- 朗らか(ほがらか)
- 養う(やしなう)
- 確かめる(たしかめる)
- 育む(はぐくむ)
- 耕す(たがやす)
- 潔い(いさぎよい)
- 断る(ことわる)
- 厳か(おごそか)
- 専ら(もっぱら)
中学受験の漢字学習に便利なアプリ
中学受験の漢字学習は、意味を覚えつつ繰り返し学習していくことで実際に定着していきます。
そこで、スマートフォンのアプリで中学受験の漢字対策に役立つアプリを2つ紹介しますので参考にしてください。
漢字検定・漢検漢字トレーニング
漢字能力検定6級(小5レベル)~2級(高校卒業レベル)の範囲の問題に挑戦できるアプリです。
中学受験に出てくる範囲はカバーできるので、空き時間などに利用すると良いでしょう。
中学受験 国語力5000
このアプリは四谷大塚がリリースしているもので四谷大塚生専用のですが、レベル1のみ誰でも使うことができます。
レベル1だけチェックしてどれくらいできるのか空き時間に試すと良いでしょう。
虫食い漢字クイズ300 – はんぷく学習シリーズ
小学3年生から高校生レベルの漢字を学習することができるアプリです。
中学受験をするのであれば小6レベルまで一通り解いてみて書けなかった漢字をしっかり覚えるようにすると良いでしょう。
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